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内向型の特徴(1) 二、三人の親しい人と過ごす方が好ましい

去年、「内向型」「外向型」という概念を知ってから、自分の面倒臭い性格や特性が個人的なものだけではなく、一部「内向型」の特徴であると気づき、今はより自分を知るために、誰かに知ってもらうために、深掘りしている最中だ。

自分が内向型か、外向型かを知っておくのは、とても有益なことだと思っている。
私自身、自分が内向型だと知ってからはとても生きやすくなった。

無駄に外向型的性格や生き方に憧れを持ったり、なろうとしてもがいたりする必要も無くなったし、「自分はおかしいのではないか?社会に適合できていないんじゃないか?」といった漠然とした不安を感じたり、自己卑下する必要も無くなったし、自分の苦手なことはなるべく避けて、得意なことを伸ばそうと思えたり、やりやすい方法を模索できるようになった。

「自分らしく生きたい!」とは思っていたけど、私は少し前まで、そもそも「自分らしく」の「自分」て何?という状態だったのだけど、「内向型」という概念を知ってからは、自分の中の軸が見つかった気がする。

内向型診断に関しては、やぎペーさんのこちらのサイトを参考にしてほしい。

「内向型診断」の中に出てくる項目のうち、自分にすごく当てはまる特徴だな、と思うものをいくつかピックアップして、何回かに分けてお話ししたいと思う。

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休息が必要なときは、グループで過ごすよりも、自分だけか、二、三人の親しい人と過ごすほうが好ましい。

祝い事は、大きなパーティーを開くより、ひとりの人か、数人の親しい友達だけでしたい。


これ。
内向型の人は外向型の人に比べて人口比として少数派だと思うので仕方ないと後から理解できたものの、昔から「自分はおかしいのかな?」と思っていた。

私は人の好き嫌いがはっきりしていて、たくさんの人と仲良くできない。
「友達100人」なんて自分には到底無理で、自分は欠陥人間なのかも…と思ったりしていた。

大人数のパーティーや会合、バーベキューやキャンプ等が昔から苦手だ。
理由はずっと分からなかった。苦手なものは苦手だ、としか言えなくて、自分でもうまく説明できなかったから本当に困っていた。

もちろん今まで仕事とか、止むに止まれぬ事情で参加したことは何度もある。
でもほぼ例外なく「楽しくない」。
楽しめない。楽しいふりをすることはできるんだけど、私は自分で自分を騙せるほど器用じゃない。

周りの人が楽しませてくれないから、とかそういう自分勝手な理由ではなく、周りの人とお話したとしても、気を遣っていただいているのを感じていたとしても、ただただ空虚で、上滑りしている会話しかできなくて、自分はなんでここにいるんだろう…みたいなことをぼんやり考えることもしばしば。
周りが盛り上がっていればいるほど、孤独を感じるし、自分だけ違う世界にいるような感じなのだ。

何もしていないのに、エネルギーだけ吸い取られるような疲労感。
何も得るものがないまま、トボトボ帰路につく・・・の繰り返し。

(外向型の人はたくさんの人と接することでエネルギーを得て元気になれるのだとか!すごい!羨ましい!
逆に内向型は、一人の時間を持つことによってエネルギーをチャージできるらしいです。)

最近ようやくわかってきた理由は、

・不特定多数の初対面の人と接するのが苦手。
自分の処理能力のキャパを超えている。
失礼のないように相手を深く知ろうと努力しなければならないという感情と、興味のない相手の話など聞きたくないという相反する感情がぶつかり合って勝手にエネルギーを消耗してしまう。

・たくさんの人がいると、相手とじっくり話すことができない。
社交辞令の応酬や、世間話を繰り返すだけの会話は自分にとっては時間の無駄なので、出来るだけ本質的な会話がしたい。
でもそれは大人数かつ騒がしい場では難しい。
そもそも相手がそういう本質的な会話を私としたいかどうかの判断もできない。

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私は基本、人と会うときは1対1が好きだ。
好きな人、興味のある人、大切な人との時間を大事にしている。

その人と向き合って、相手の話に全神経を傾けたいし、私の話もじっくり聞いてもらいたい。

なるべく誤解のないように言葉をセレクトしたいし、噛み砕いて説明したいし、理解したい。

そのためには落ち着いた静かな場所が望ましいし、相手の表情や仕草、声のトーンや時折訪れる「間」もしっかり感じたい。

ちょっとした軽い話題の中に、相手の深い悩みや影を感じることもある。
そういうシグナルをなるべく見過ごしたくない。

お互いに心地いい時間を共有できたら本当に幸せだし、そういうことが可能な人と付き合っていきたい。

「内向型」の私は、そういうことのためなら膨大なエネルギーや時間を費やすことに全く抵抗感がない。
むしろ費やしたい。

自分の人生にとって価値のあることの一つが「誰と一緒にいるか」「誰と一緒に人生を歩むか」「誰と一緒に時間を過ごすか」だとも思っているから。

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