うつ病の母:0
私の母はうつ病だ。
それは最近発覚したわけではなく、物心ついたころにはすでにそうだった。
なので、幼稚園や小学生低学年のときには、近くの祖父母の実家や仕事現場にいることが多かった。
その病気が、20年以上たった今でも、まだ治っていない。
私は一人っ子なので、家で遊ぶときは当然一人で、幼少期には、母に遊んでもらえずに悲しい思いもした。それが病気とはわからずに、ただ怠惰にしている母を罵ってしまったことも、何度もある。
人間とは怖いもので、そんな生活にも慣れてしまう。
母がうつ病であることが『当然』である生活が20年以上続いていたが、
昨年デザイナーとしての仕事がリモートワークになり、自宅での作業が増え、母と話す機会も増えていき、ふと思った。
『改めて母の病気に向き合ってみよう』
このブログもその一環として、いままで生きてきた22年の中での、うつ病の母親との生活の記録を、記憶を辿りながら記していこうと始めた。
少しずつエピソードを投稿していく。
それでは、次回の投稿をお楽しみに。
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