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セレブの英語に学ぼう ☕︎ リオネル・メッシ

セレブの発言に限らず英語圏の国・地域で日々実際に話され・書かれている文章を見ることは、興味を持続しながら楽しく英語を学べる方法です。普段使われているフレーズと意訳・文法をリラックスしながらセレブに学ぶ使えるリアル英語を楽しんでください。

ちなみにメッシさん、日本以外では「ライオネル・メッスィ」と発音されますね。

"You have to fight to reach your dream. You have to sacrifice and work hard for it.”

「夢を叶えるんなら戦わないと。そのために何かを犠牲にして一生懸命やらないとダメだよ。」

* have to+動詞:have to は義務・(否定形で)不必要・推測を表す頻繁に出てくる助動詞です。「動詞+しなければならない」と訳しますが、道徳的判断・人との約束などの強い義務を表す must より柔らかいニュアンスがあります。(例・I have to cook dinner tonight.「今晩、夕食作らないといけないんだ。」She has to have a hair cut soon.「彼女、すぐに散髪したほうがいいね。」)
* for itit はこの文では先に出てきた reach(ing) your dream のことですね。既に出てきた語・句・節を繰り返すのではなく、it 代名詞で言い換えています。よく出てくる使い方です。(例・Where is my laptop? I can't find it.)

"There are more important things in life than winning or losing a game.”

「試合に勝ったり負けたりするより、人生ってもっと大切なことがあるよね。」

winning or losing a game:動名詞(動詞+ing)は動詞(〜する)を名詞(〜すること)として使用する重要な表現ですね。(例・Listening to music is my hobby.「音楽聴くのが僕の趣味です。」Drinking and eating is important.「飲んだり食べたりすることは大事です。(飲む・食べるをひとつのことと見る場合)」 Drinking and eating are not allowed here.「ここでは飲食は禁じられています。(飲む・食べるを別の行為と見る場合)」

"Sometimes you have to accept you can't win all the time.”

「時にはいつも勝てないって認めないと。」

accept (that) you can't:関係代名詞 that がここでは省略されています。「いつも勝てない」that 以下を「認める」ですね。関係代名詞を省くことは特に会話では多いですね。
* all the time:「いつも・なんどきも」

"I prefer to win titles with the team ahead of individual awards or scoring more goals than anyone else. I'm more worried about being a good person than being the best football player in the world. When all this is over, what are you left with? When I retire, I hope I am remembered for being a decent guy.”

「他のどのプレーヤーよりもゴールを決めた個人として認められるより、チームでタイトルを取りたいな。世界の最高のプレーヤーより、独りの良い人間でありたい。最後に、一体どうなるっていうの?僕がリタイアしたら、立派な人間だったって覚えて欲しいな。」

* ahead of 〜:「〜の前に・〜に先立って」。
scoring more goals「もっとゴールを決める(こと)」 / being a good person「良い人間になる(こと)」 / being the best football player「最高のサッカー選手になる(こと)」 / being a decent guy「立派な人間になる(こと)」は全て動名詞(動詞+ing)ですね。特に会話では頻繁に出てくる表現法です。
* am (is) remembered for 〜:「〜として覚えられたい」。シンプルな受動態の表現です。for 〜「〜として」もよく登場する目的を表す前置詞です。(例・Messi is loved by people for being honest.「メッスィはみんなから正直ものだって愛されてるね。」

"The day you think there is no improvements to be made is a sad day for any player.”

「どんなプレーヤーにとっても何も改善がない日って悲しい日だよ。」

improvements to be made:「改善されるべきこと」。受動態の名詞+ to be 過去分詞。(例・That is a story to be told for long time.「それは永く語り継がれる(べき)話だね。」She got a cat to be looked after well.「彼女にはよく面倒を見られる(べき)猫がいるんだよ。」)

"You have to show up in the World Cup, and in the World Cup anything can happen.”

「ワールドカップはやっぱり観に来ないと。何が起こるかわからないよ。」

* show up:「現れる・顔を出す」。

"I never think about the play or visualise anything. I do what comes to me at that moment. Instinct. It has always been that way.”

「プレーのことを考えたりイメージしたりしないよ。その瞬間に対応する。本能ってやつ。いつもそうやってきたよ。」

* never think about 〜:「〜ん関しては考えない」。never+動詞で「動詞を決してしない」という not よりさらに強調する副詞です。(例・I never eat Natto.「納豆は絶対に食べません。」Messi never cries.「メッスィは決して泣きません。」)
* visualise 〜:「〜を具現化する・〜をイメージする」。
* has always been 〜:現在完了形「〜という風です・〜とやってきました」。(例・I have always been polite.「僕はいつも礼儀正しくしていますよ。」She has been great as a teacher.「彼女は先生としてずっと素晴らしいですね。」)

"In football as in watchmaking, talent and elegance mean nothing without rigour and precision.”

「サッカーを時計作りと例えたら、厳密さと正確さのない才能と優雅さって何も意味しないんだよね。」

* In football as in watchmaking:In football(サッカー)、watchmaking(時計作り)の in は前置詞で主に「~の中に」「~の内部に」という意味を表します。サッカーという(空間の中)で、や時計作りという(空間の中)というイメージですね。(例・In schooling it's important to let kids concentrate learning.「学校教育(という中)では、子供達に学ぶことに専念させることが重要ですね。」)
* mean nothing:「何も意味しない・意味がない」。(例・She means nothing about what she says.「彼女は何も意味しないよ。」)

"For my part, I try to do my bit to make people's lives more bearable, in particular children across the globe who are having problems.”

「自分としては、人々に対して、特に問題を抱えている世界中の子供たちのために、上手く生活に耐えられるように手助けできないか微力を尽くしたいと思っているんです。」

do my bit:「自分の分をやる・尽力を尽くす」。
* bearable:「耐えられる・耐えることができる」。
* in particular:「特に」。前置詞 in + particular 「(ある)特定の中では」。(例・I like classical music in particular.「クラシック音楽が特に好きです。」)
* across the globe:「世界中で・世界を横切って」。


全文意訳翻訳:Akiみのっち

⚽️

日本語で英語を理解しようとする時、意訳(本意が反映された訳文)で理解することはとても大切であると考えます。単体の単語や語彙の意味を的確に知ることも大事ですが、特に会話文の場合「如何に忠実に翻訳されているか」よりも「本意が反映された翻訳であるか」がより重要だと思います。その場合、文章全体あるいは前後の言い回しであえて特定の単語の翻訳が見当たらない事があります。

オンライン翻訳機が翻訳を上手く処理してくれる場合でも、特に会話文・コメント文など口頭による文章の翻訳は、それを言った本人の性格や状況も踏まえて翻訳される方がより文章の本意を伝えやすい、と確信します。

最後まで読んでいただき、有難うございます。それでは Have a great day!