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ガストロノミーという考え方について書いておきたいと思ったこと。

気は生命力、気学は天体学 こんにちは久保有規依です。

私たちが毎日使っている気学。特に方位の原理は、移動距離と滞在時間に比例し、その土地の火と水のエネルギーが強くなるというものです。

一般的には、運気や小手先の物として考えている人もいるでしょうし、WEBで気学と検索すると、いろいろな流派があり、どれが正しいのかも分からず、それほど重要ではなさそうで、くだらないページしか上がってきません。それほど気軽に使える様に広がってきたのがわかります。

私の考え方は、旅先で、その土地ならではの旬を食べ、その土地ならではの自然・哲学・文化・人のエネルギーを肌で感じ、悦びと出会う、ガストロノミーの考え方と同じです。これこそが、気の天地人の成り立ちです。

古来中国では大気を大きく3つに分け、天地人としました。

この天地人について、ガストロノミーの考え方を中心に捉えてみました。
天:ユニバース(宇宙)
人:ガストロス(胃)※1
地:テロワール(地理、地勢、気候が与える土地特有の性格)

先日開催した気学短期集中講座では、富山のガストロノミーを堪能しました。東京と栃木からご参加の生徒さんと、地酒、ワイン、魚、肉、野菜、米、街並み、香り、芸術、人。という様に、座学だけでは得られない、感性を刺激する4日間になりました。

ワインにも天地人があります。
ヴィンテージは葡萄の生まれ年
天はその年の天候 人は造り手の思想、地がシャトーの土壌です。

気学は、こんなふうにイメージしてもらえるとわかりやすいと思う。
人の生年月日はその時の生命
天:どんな恵と知恵があるか
人:どんな思想があるか
地:どんな育て方をしているか

気学は、人生の天候・思想・土壌を育てる。

ガストロノミーってどういうことだろう?

ガストロノミーというワードはよく見聞きしていましたが、ふと調べてみたのです。

ガストロノミーに関する記事を読んでいて、私がやっていることは、ヒューマンガストロノミーとも言えるだろうと思ったわけです。
ガストロノミーというのは、食体験のストーリーや社会性を五感丸ごとで味わう、芸術のレベルにまで昇華させる食体験の考え方です。元々はギリシャ語でガストロス。 ※1ガストロスは「胃」のことで、特に胃に関する規範だそうです。


(余談)胃といえば、気学でいうところの二黒土星で、人間を育てるのに最も重要な象意です。
二黒土星は、大地であり、母であり、手間隙をかけて様々な生命を育てる、気の基盤です。
土台である土が古く硬ければ作物は育ちませんし、植物が地中から芽を出すまでに、種が殻を破り太陽の光の方に伸びていく様子を、無条件に応援する働きのある土。生命に欠かせない、考え方と生き方です。

人間を育てるのに最も大事な気、「腹」です。
自分のガストロス=胃(生き方)に関する規範を持っていく どう生きるか決めることよね。チャンスの時に、いつでも美しい気を受け取れる様に自分を育てておくのが、大切です。

考え方を育てる、悦びを育てる、言葉を育てる、エレガンスを育てる、美しさを育てる、センスを育てる。人生を育てる。

気学は、人生の天候・思想・土壌を育てる。
ユニバース(宇宙)・ガストロス(生命)・テロワール(大地)を味わう。


この様に、気学は、人間の私たちにとって、いかに生きるか、どう生きるかを考え続ける学びで、毎日使っていくものです。

私は占いや鑑定を重視した気学を提供していません。
自分の大切にしているものがわかり、大切なことを大切にできる毎日。
人生は考えたようになるわけだから、人生の悦びを育てましょう。

運勢を説くより、思想と文明を描く
つまり、人生のガストロノミーを提供しています!


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