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電子書籍をいかに売るか Ⅲ

noteを利用している人からすると、そもそもなぜ電子書籍を販売しなくてはならないのか、疑問に思うことでしょう。

たしかにnoteでは電子書籍よりも簡単に有料販売することができます。ちょっとした操作だけでテキストやイラストなどが販売できるというのは、画期的なサービスだといえます。

しかし、1回目のときに述べた通り、簡単に出版できるというのは、それだけ猛スピードで有料販売のコンテンツが大量に生産されているということでもあります。そうなると当然のごとく、誰にも気づいてもらえずに埋もれてしまうことも多くなるのです。

また、noteの利用者数と電子書籍の利用者数ではケタが違います。市場規模を考えれば、電子書籍を利用している人の方が圧倒的に多いでしょう。つまり、「noteで売れなかった」というのはせいぜい地元で売れなかったレベルの話で、より市場規模の大きい場所で販売すれば売れる可能性は十分にあるのです。

さらに、noteはブログと違って非常にSEOに弱いため、検索を通してやってくる人が極端に少なくなります。だからいくらnote上で自分の有料販売コンテンツを宣伝しても、せいぜいいつも訪問してくれる人ぐらいしか見てもらえないということになります。

以上を総合して考えると、noteの有料販売はとても魅力的であるものの、電子書籍よりも売りにくい面が多々あることが分かります。

特にテキスト中心のコンテンツの場合、マンガなどに比べてあまり読まれない傾向があります。かなり強力な広告塔があったり、やたらコンテンツ数が多かったりしなければ、安定した収益を持続させていくのは難しいでしょう。

このようなnoteの弱点に気づいた人は、noteにコンテンツを掲載するのをやめて、ブログを立ち上げることが多いようです。noteにはそのブログへのリンクを貼り、更新情報だけを流すようにするという方法です。

しかし、noteに更新情報だけを載せれば、もともとnoteを利用している人から反発を受けることになります。noteユーザーはわざわざクリックして、noteよりも見にくいサイトのコンテンツを見たくはないのです。

では、いったいどうすればいいのでしょうか?

電子書籍の宣伝のためにブログをとるべきか、それとも今まで自分のコンテンツを読み続けてきてくれた人とのつながりをとるべきか、非常に悩んでしまいますね。

この問題にはまだはっきりとした答えは出ていません。しかし、強いて解決方法をあげるなら、noteとブログの両方にコンテンツを掲載することをおすすめします。

もちろん、noteとブログに全く違うコンテンツを掲載するとなると相当な負担がかかってきますから、noteを下書きに、ブログを編集用にしてそれほど負担がかからないような方法をとります。

noteの良いところは、思いついたらすぐに書き始められるところです。そして完成した時点ですぐに反応をみることもできます。

この利点を活かして、最終的に電子書籍につながるようなことをどんどん掲載するようにするのです。

最終目標は電子書籍を作成することですから、あまり人目を気にする必要もありません。

noteユーザーからいい反応が得られなかったとしても、再び編集して作り直せばいいのです。

大切なのは、何度も何度も手直ししたくなるような「原石」を見つけることでしょう。

磨けば磨くほど輝きを増すようなものが一つ見つかれば、それをよりよいものに仕上げようとする意欲が湧いてきます。

そしてそのような意欲があれば、どんなに苦しい作業があってもなんとか乗り越えることができるものです。

あれこれと悩むまえに、とにかく手を動かして「原石」を見つけること。

それを見つかるまではただひたすら生みだし続けていった方が得策です。


<次回予告 まだ続きます!>

次回はなぜnoteのほかにブログが必要なのかを説明します。興味のある方は引き続きご覧ください。

<続きはこちら>

電子書籍をいかに売るか Ⅳ


<前回までの記事>

電子書籍をいかに売るか Ⅰ

電子書籍をいかに売るか Ⅱ




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