ポートフォリオサイトを作ってみないか
最近、noteでイラストや写真などの作品を掲載する人を見かけることが増えました。
とても個性的で素敵な作品が多く、中には非常に感心させられるものもあります。
しかしその一方で、「どうしてこの人はポートフォリオサイトを作っていないんだろう?」と疑問に思うこともあります。
ポートフォリオサイトを作っていれば、もっと多くの人に自分の魅力を伝えることにできるはず。
ふだんは全く出会うことがなかった人にも自分の作品を観てもらう機会がかなり増えるに違いありません。
そうなれば、単なる趣味として取り組んでいたことが、仕事になる可能性もぐっと広がるはずです。
クリエイターじゃない人こそ注目すべき
これはもちろん、クリエイターだけに限った話ではありません。
note上にはボランティア活動や自分のお店のことなど、自分が行っている活動をコツコツと掲載している方々が多数います。
そんな人たちも、なぜその活動をすることになったのか、何を目指してどういう活動をしているのかなど、自分のポートフォリオサイトにまとめておくことで、より多くの人たちに自分の活動を知ってもらえるようになります。
現在ポートフォリオサイトを作っている人は、デザイナーなどのクリエイターが中心です。
クリエイター以外の人がポートフォリオサイトを作れば、かなり目立つことは間違いありません。
自分の活動を知らせるための強力な広告媒体として、自分のポートフォリオサイトを作ってみてはいかがでしょうか?
ポートフォリオサイトって何?
「そもそもポートフォリオサイトって何なの?」と思われている方に簡単に説明しておきましょう。
ポートフォリオとは、自分がこれまで作ったイラスト、写真などの作品や自分が行ってきた活動記録を集めたサイトのことです。
以前まではWebサイトやWordpressなどのブログが主流でしたが、最近では、誰でも気軽にポートフォリオサイトが作成できるWebサービスも登場しています。
SNSとの違いはどこ?
「別にフェイスブックとかでもいいんじゃない?」と思われて人もいるかもしれませんが、「ポートフォリオサイト」とSNSは全然違います。
その大きな違いは、やはり「ポートフォリオサイト」がオフィシャルに使えるという点でしょう。
「ポートフォリオサイト」はあらかじめ自分の作品や活動を掲載することが目的で作成されるため、「見せたくない」情報は掲載せずに済みます。
例えば、Instagramで思わず掲載しまったはずかしい写真やツイッター上の私的なつぶやきなどは今まで通り伏せておくことができます。
「ポートフォリオサイト」を見る側の方も、関係ない情報を見ずに済むので、お互いにとってメリットは大きいといえます。
ポートフォリオサイトの活用法
「ポートフォリオサイト」はどのように活用されているのか、その主な使い方を見ていきましょう。
人脈力アップに活用する
名刺に「ポートフォリオサイト」のURLを載せて活用します。こうすると、初めて出会った人でも自分のことを深く知ってもらえます。自己紹介する手間が省けるうえに、相手が自分に興味を持ってくれる確率もぐっと高まります。
セミナーや勉強会などによく参加する人はとくにオススメです。SNSやnoteのプロフィールにも載せておくとさらに効果的でしょう。
ビジネスに活用する
履歴書に自分の「ポートフォリオサイト」のURLを載せて活用します。また、採用募集で「ポートフォリオサイト」のURLをメールで送ってくださいなどと依頼された場合でも、すぐに対処することができます。
企業やクライアントが採用する際に重視するのは「過去の活動記録」。過去にどんな作品を作ったのかが分かれば、採用する側も合否を判断しやすくなります。
スキルアップに活用する
「ポートフォリオサイト」を作ることで、自分のこれまでの活動が客観的に見られるようになります。長所や短所をはっきり認識すれば、今後どのように活動していけばいいのか、自ずと見えてくるでしょう。足りない部分を補い、スキルアップを重ねていけるようになれば、モチベーションアップにもつながります。
ポートフォリオサイトの作り方
ポートフォリオサイトを作るには、大きく分けて、「オンラインWebサービス」を利用する方法と、自分でWebサイトやブログを作成する方法があります。
「オンラインWebサービス」を利用するメリット・デメリット
Webプログラミングの知識がなくても、誰でも簡単に無料でポートフォリオサイトが作成できます。ただし、それぞれのサービスによってデザインがある程度固定されます。自由にカスタマイズできる部分もありますが、たいていはテンプレートで多少変更できる程度です。カスタマイズするためには有料版へアップグレードが必要になります。また、ほとんどのサービスで英語のみ対応なので、英語が分からない人は作成しにくいというデメリットがあります。
メリット
・無料で利用できる
・Webプログラミングの知識がなくても、誰でも簡単にデザイン性の高いポートフォリオサイトが作成できる。
・他のユーザーとコミュニケーションできる
デメリット
・デザインの大幅な変更はできない
・容量制限などがあり、有料版へアップグレードしなければ使いづらい面がある
・英語のみ対応するサービスが多い。
おすすめ ポートフォリオサイトを作成できるオンラインWebサービス
ポートフォリオサイトを作成できるオンラインWebサービスにはどんなものがあるのか、見てみましょう。
Portfoliobox
http://www.portfoliobox.net/jp
全世界で25万人以上のユーザーが利用しているというポートフォリオ作成サービス。レイアウトのテンプレートも充実し、背景色の変更やフォントも思い通りにカスタマイズ可能。無料で利用できるのは、画像50枚、ページ数10ページ。有料版へアップグレードすることもできます。
Behance
PhotoshopやIllustratorなどを開発・販売するアドビシステムズが150億円で買収したことでも話題となった作成サービスサイト。無料でも利用可能。より充実したサービスを受けたいなら、有料版(月に1000円ほど)がおすすめ。
salon.io
ドラッグ&ドロップで簡単にポートフォリオサイトが作成できるWebサービス。無料で利用できるのは、3ページ・150イメージ。ポートフォリオだけでなく、フォトアルバムやムードボードなどを作成できるサービスもあります。HTMLやCSSを追加できるエディター機能もあり、他のサービスと比べてカスタマイズ性が高いのが特徴です。
ポートフォリオサイトを自分で作成する場合
Webサービスを利用せずにポートフォリオサイトを作成すれば、より自由でデザインをカスタマイズすることができます。
代表的なポートフォリオサイトをいくつか見てみましょう。
Mana's Portfolio Website
http://www.webcreatormana.com/
ロンドン在住のWebデザイナー、Manaさんのポートフォリオサイトです。Webクリエイターボックスの中の人としても有名です。
ADDPUT
フリーランスとしてグラフィックデザイン、WEB制作、イラストレーションを手がけるテラダヒデジさんのサイト。
PXNXT DESIGN
ウェブ・グラフィックデザイナー、フォトグラファーとして活動しているPxNxTさんのポートフォリオサイト。
motoraji
http://motoraji.com/portfolio/
長野県伊那市でものづくりをしている塩田素也さんのサイト。
yoshiko-pg
プログラマーのよしこさんのサイト。サイドバーのメニューをクリックすると、画面が変化するようになっています。
まとめ
自分でポートフォリオサイトを作るには少々敷居が高いので、最初は無料のWebサービスを活用することをおすすめします。
そこで実際にポートフォリオサイトを使ってみて、「これはスゴイ!」と実感できたら、さらに作り込んでいきましょう。
ポートフォリオサイトのWebサービスには有料版もあるので、気に入ったサービスがあれば有料版へグレードアップするのもいいでしょう。
ポートフォリオサイトを作ることは、ただ自分をアピールするだけでなく、これまでの自分の活動を見つめ直すことにもつながります。
これからどんな方向に進めばいいのかを見極めるためにも、ポートフォリオサイトを作ることを一度検討してみてください。
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