Aki Tsuchiya

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Aki Tsuchiya

https://sites.google.com/view/chikusui-tsuchiya 書家/アーティスト 「人の隣にあるもの」をコンセプトの下、喜怒哀楽それぞれを打ち出した作品を展開。 New YorkやParisなど、国内外のグループ展に出品など。

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狂気と本気

出来ない理由を並べる。 金が無い。材料が無い。道具が無い。キリが無いほどだ。しかし、これでは何も進まないから、つべこべ言わずに進んでみる。クリアする手段が見えて…

Aki Tsuchiya
3年前
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生命力-Vitality-

最近、生命について考えることがある。 作品は線が全て。その線を生み出すには用具用材と古典との向き合い。 私の悪い癖だが、周囲を参考にし過ぎてネガティブになってし…

Aki Tsuchiya
3年前
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臆病な田舎者。世界へ。

時期尚早と言う言葉がある。この言葉に私はプレッシャーを感じながら生きていた。「こうなったら、こう動く」「落ち着いたら行動に移す」…その理由は「自分にはまだ早すぎ…

Aki Tsuchiya
3年前
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狂気と本気

狂気と本気

出来ない理由を並べる。

金が無い。材料が無い。道具が無い。キリが無いほどだ。しかし、これでは何も進まないから、つべこべ言わずに進んでみる。クリアする手段が見えてくる。

そうすると、過去の反省がネチネチと溢れ出てくる。そいつらと戦うために、臨書という行為で力を蓄える。過去のそいつらは、線に生命力が無いとか存在感が薄いとか味がどうとか、中心がズレたとかとにかくネチネチ言ってくる。

そんなもの達と

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生命力-Vitality-

生命力-Vitality-

最近、生命について考えることがある。

作品は線が全て。その線を生み出すには用具用材と古典との向き合い。

私の悪い癖だが、周囲を参考にし過ぎてネガティブになってしまうことがあるが、その分、臨書をする事で自信の無さと、途方も無い天井に挑むための勇気を補っているのかも知れない。

何が良いのかというのは、自然の中に隠されている。自然の中には爆発的な生命力がムンムンと漂っていて、それを黒と白の2色で表

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臆病な田舎者。世界へ。

臆病な田舎者。世界へ。

時期尚早と言う言葉がある。この言葉に私はプレッシャーを感じながら生きていた。「こうなったら、こう動く」「落ち着いたら行動に移す」…その理由は「自分にはまだ早すぎる。そこまでの人間ではないから。時期尚早」それが確か10年前だったと思う。ホテルマンになって6年が経ったにも関わらず、自分がやりたい事が何なのか分からずに30歳になろうとしていた。「人事やりたい」と言っていた気がするが、今考えると本心ではな

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