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みんなのナースステーション 開設!

看護師による 看護・医療・介護の相談窓口

「もっと話しておけばよかった」という後悔を、「話しておいてよかった」という安心へ

ご無沙汰しております。
しばらく病院勤務に忙殺されておりました。コロナ第六波…覚悟はしていたけれど、やはり逼迫していますね。
こんな時にお知らせです。(タイミングがいつもイマイチなのはすみません)

現役看護師がいつでも相談に乗れるサービス「みんなのナースステーション」を2021年12月23日より始めました。
ずっと私がやりたいと思っていた、ACPや意思決定支援に関わるサービスに発展させていければいいなと思っています。まだまだ発展途上、でもとにかく動いてみる。まだまだ駆け出しですが、病院の外でも自分にできることやっていきたいと思い、リリースに至りました。

【URL】http://minnano-nursestation.com

『みんなのナースステーション』の3つの特徴


1. 24時間365日、現役看護師が相談対応
2. 公式LINEチャットは何度利用しても無料
3. 健康や介護に関わる不安や心配を継続的に支援

『みんなのナースステーション』誕生の背景

私は都内の救命救急センターで勤務しています。
急性・重症患者看護専門看護師として、重症な患者さんやそのご家族のケアに関わる中で、時には生命の危機にある患者さんのご家族の代理意思決定支援、そして時に看取りに立ち会い、最期のケアを行っています。

救急医療の現場では、患者さんが意識がないことも多く、その場合ご家族が本人に代わって命に関わる意思決定をすることになります。どんな決定をされても「これで本当によかったのだろうか」と悩むご家族も少なくありません。そんな現場を目の当たりにし、ご家族や大切な方が元気なうちにお互いが大事にしていることを話し合うことの重要性を感じています。
一方で、生命の危機にかかわらず、今や誰でも医療・介護を受けられる時代です。病気や入院、親世代の介護など、医 療や介護は身近な問題になることも多くあります。看護師として10年以上勤務した経験から、患者さんやそのご家族はちょっとした情報のニーズが高く、そしてその情報があるかないかで入院生活や療養生活の満足度が変わることも体感し ています。
そのような実体験やこれまでの課題認識から、病院内だけでなくこの社会課題を病院の外でも向き合っていきたい、 取り組んでいきたい、そんな思いで生まれたのが「みんなのナースステーション」です。


『みんなのナースステーション』の使い方・利用シーン


1. 必要な情報提供
急な病気や手術での入院でも少しでも安心して過ごせるように、対象者の方にとって必要な情報を提供します。療養場所など、今後の不安にも対応します。
2.専門家の対応を重視
療養上の相談、日常生活における不安や疑問を少しでも解決できるように、看護の専門性をもって対応します。必要な場合には各分野の専門家についても情報提供いたします。
3.意思決定のサポート
療養や治療についてのお悩みを伺い、どのようなことで困っているのかを整理します。小さな選択から、ご家族の命に関 わる大きな決定まで、現役看護師が現場での経験を交えてサポートします。

公式LINEアカウントでの個別のチャット相談はもちろん、利用者も気づかないけれど知っておいたら便利な豆知識も定期的に発信していきます。

『みんなのナースステーション』が完全無料の理由

救命救急センターにおいて、搬送された患者さんのご家族の
「なぜもっと本人と話しておかなかったのか」
「もっと知っていればこんな大変なことにならなかったのに」
という思い後悔の言葉にいつも心を痛めます。 何かあってからでは遅いこともあります。そのような場面に触れるたびに、病院にかかる前からできること、ちょっと の情報、そして考える時間があったらいいな、そんな思いでいました。 私は、あくまでも自分や大切な人の「何かが」あった時に備えて考える機会を、押し付けなくあったらいいな、という 気持ちでこのサービスを始めました。
そして本当に困っている時も含め、いつでも相談できるよう、そのハードルを下げ ておきたくて【無料】にしています。
何かあったらここに聞いてみよう、くらいの気持ちで公式LINEアカウントに登録いただけたら幸いです。

もしよかったら、大切なご家族、身近な人にお薦めいただけると嬉しいです。
また会社設立に至った経緯や、これからのビジョンなど、書いていきたいと思います。


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