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広報・PR始めてみてモヤったこと/わかったこと
4月から業務に広報・PRが加わった。
それまでの仕事で微妙にかすったことが無いことは無いけど・・というぐらいの経験値。とりあえず、9カ月やってみての振り返り。
■ 露出が増えればそれでいいのか・・?
ここまで、とりあえず露出量を維持・向上させることを目的にやってきてみた。
もちろん、単に量が増えればいいというのではなく、自社サービスに関連した文脈で、より相性のよいメディア(媒体の信用力があり、ターゲットへの影響力がある)に載ることを質的な狙いとして。
ただ、それでいいのかというモヤモヤがずっとあった。
■ 広報・PRとブランディング
「ブランディングの教科書(羽田康祐)」では、”ブランド戦略はマーケティングの上位に位置付けられ、マーケティング活動そのものを規定する”とされている。
これは、少なくとも広報・PRについて、かなり当てはまると思う。
なぜなら、「誰にどんなことを語ってほしいのか?」「どんな人に、どんなことが届いてほしいのか?」などなど、広報・PRのゴールは、ブランド戦略に大きく影響されるから。
ブランド戦略がしっかりしてる会社は、そもそも前述のモヤモヤなんて生まれづらいかも。
ブランド戦略が無いと、「一体どこへ向かって何をやれば・・」となりがち。
■ そもそも求められてることは何なのか?
じゃあブランド戦略が無いからつくりましょう、っていっても一介のPR担当に荷が重いよね~と思う。
そこで考えるべきは、組織・事業から求められてるのはどういうことなのか、ということかな。
広報にも発信者としての立場や内容、発信対象などによって、コーポレート広報、サービス広報、インターナル広報などがある。
更に、PRと広報もまた異なる (―と言われるが、自分はここについてはまだ腹落ちしてない。詳しくは次の章で)。
広報・PRという領域の全体像がみえて、今自分が任されているのがどの部分なのかはっきりするだけでも、動きやすくなる。
■ PRと広報の違い・・よりも重要なこと
いくつかのウェブサイトの記事を見ると、こんなことが書いてある。
- 広報は一方的な発信、PRは関係づくり
- PRでは”広聴=社会的潮流や世論などに耳を傾けること”が求められる
でも・・広報でも受け手のことを考えて発信しようと思ったら広聴は必要だし、発信内容が第三者から語られるためにはメディアとの関係づくりも欠かせない。
顧客との関係性ということであれば、SNSマーケティングやイベントによるエンゲージメント向上などだろうか。
結局は、自分は広報なのか?PRなのか?よりは、組織・事業がいま何を求めているのか?を考えた方がよさそう。
■ 求められてることを考える
しかし、自分にとっては、まずは今まであったPR・広報業務に慣れる&他業務との合間に回す のが精いっぱいで、組織・事業に何が必要なのかまで考えられていなかった。
これから来年度に向けて考えるとして、ざっと浮かぶのはこんな切り口かな・・
<事業フェーズ>
- サービスの名前をとにかく覚えてもらうべきフェーズなのか、ある程度知られているから意外な側面を見せるフェーズなのか・・などなど
<ポジショニング>
- どういう位置づけの会社・サービス・商品として認識してほしいのか など(特に、競合と比較した時に推したい強み)
<ブランドパーソナリティ>
- どういう存在として認識してほしいのか(親しみが持てる会社、おもしろいことをやる会社、頼りになるサービス など)
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