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飲食業界の危機と未来の経営戦略          (おまけ:私が飲食を去る本当の理由)

割引あり

飲食業界は多くの挑戦に直面しており、これからの経営にはさらに細心の注意と戦略が必要です。

昨日のテレビニュースで取り上げられた、6月からの電気料金の再値上げは、飲食店にとって大きな負担となります。

夏場のエアコン利用増加による電力消費の増大は、特に冷蔵庫などハイパワー機器を多用する飲食店にとっては、経営の損益分岐点を押し上げる一因です。


例えば、昨日報じられた客単価2000円のハンバーガーショップの経営者は、高騰した経費を価格に上乗せせず、お客が少ない時間帯にはエアコンを消してコストを削減しているとコメントしていました。
命まで削りどうしてそこまでしなくてはいけないのでしょうか。

まるで無償の愛、聖母マリアのように、多くの飲食店経営者はコスト増加を価格転嫁せずに耐え忍ぶ戦略を取っています。

一般的に、飲食業は非常に競争が激しく、新規事業の存続率は他の業界に比べて低い傾向にあります。過去のデータによると、新規開業した飲食店の約60%が最初の年に閉店し、開業後5年以内に約80%が市場から撤退しています。

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