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【溺れる君】アナコンダ

一番最初

番外編

 ようちゃんは口角を上げて僕の胸に飛び込んできてくれた。

「どうしてゆーたんは怖がらないのかわからない。でも、それでいいかな」

離れたようちゃんは鳶色の瞳に戻っていた。

でも、ムラムラと欲情が湧き上がってくる僕は熱い息を吐く。

『悪魔の目は宿主を支配し尽くすのが普通なんだけど、朝日陽太だけは違う。あの人は悪魔を飼い慣らしたんだ』

それで暴れまわった不良だと万生くんは僕に教えてくれた意味が少しだけわかった。

確かに目は赤くないけど、悪魔の目の力はまだ続いているんだ。

本当の自分を認めて欲しかったんだよね?

見た目のカッコよさでもなく、アルファという性別でもなく。

朝日陽太そのものを。


 僕には何も関係なかったんだ。

君が持っている熱い太陽の心に惹かれただけだから。



 「なに興奮してるの? ただ見つめているだけだよ?」

藍色のパジャマをゆっくり脱ぎ、妖しい笑みを浮かべながらそう言うようちゃん。

腕は細いのに程よく筋肉が付いていて、お腹は6つに割れている。

真昼ほど筋肉質ではないし、夜彦ほどぷにぷにではないけど、抱かれるのにはちょうどいいんだ。

そして、あるものを見ただけでイッてしまう僕。

ようちゃんが藍色のズボンから無造作に抜き出したのは剥き出しになった大きいぺニス。

パンパンに腫れ上がったそれは人間の僕のものと似ているのに言葉に言い表せないほどの大きさ。


ズブッ……ズブズブ

ヨウシャなくお尻の中へと侵入してきて

ググググッ

中のにくへきをすりながらこじ開けていく。

グチャ……プチュ、ズリュリュ……グチュリ

生々しい音を立てながら、僕の中をうごめくんだ。


 「ンぁ、アッ……アアアアッ!」

想像しただけで快楽が僕のぺニスの先端に急激に押し寄せ、吐き出してしまった。

「ハッ、ぁぁ……っあ……」

ビクンビクンとはねる身体を見て、ようちゃんはクスッと笑い、ズボンを脱ぎ捨てた。

「いつも見ただけでイッちゃうよね、本当に淫乱になっちゃって」

ようちゃんは口角を上げて僕に近づいてきて、左手で水色のズボンの上からシミをくるくると撫でる。

「さっ、今日も始めようか」

ようちゃんは甘く低い声で言ってから右手で僕の金髪をさらさらと撫でて、首筋にキスを落としたんだ。


 チュッ

首筋の次はあご。

チュッ

あごの次は鼻。

チュ、チュ

鼻の次は右と左の頬。

チュッ

そして、額。

ようちゃんは僕の短髪を撫でながら、見下ろしてくる。

その瞳に僕は捕らえられる。

「ゆーたんは俺のものさ……絶対に誰にも渡さない」

そう言って左に口角を上げた。

「ハッ……ハぁ、ッハあ……」

僕の耳に心臓が付いたみたいに拍動が大きく聞こえてきたし、苦しくて息が荒くなる。

「苦しい? 大丈夫、すぐに楽にしてあげるから」

ようちゃんは僕の後頭部に右手を当て、僕の口をふさいだ。

続き

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