俺はカスタマーサクセスが嫌いだ写真featコミュニティーマーケティング

俺はカスタマーサクセスが嫌いだ

どうも、あなたのCS、あかつきんぐです。
クリスマスイブとクリスマスの前、性なる夜の前に正直迷ったけどこのタイトルでいくことにした。(いや、その前に誤字

#cmkt カスタマーマーケティングミートアップ アドベントカレンダー2019参加中!23日目は私です(´Д` )今日入れて後3回!

タイトルを見てピクっとした人は多いでしょう。
私の周りの人は特に。
カスタマーサクセスの第一人者でもない私がこの記事を書く資格はないのかもしれない。
それでも今年の締めくくり、アドベントカレンダーへの参加、大企業CSを約10年見て肌で感じながらベンチャーでCS立ち上げを2年弱、そして現在は転職しカスタマーコミュニティ部立ち上げ、ユーザコミュニティをつい先日オープンしたばかりの区切りの状態で原点を振り返った末、あまり表に出してこなかったこの感情をタイトルに記すことにした。

「カスタマーマーケティングだからマーケっぽいことしたくてタイトル強めにしたの?」
それも確かにあるかもしれない。
タイトルは私の本音でもある。最近そうなったのか?
違う、これは最初からだった。
その理由と今年の11月から未経験で挑戦することを決めたカスタマーサクセス×コミュニティーマーケティング(自分の言葉としてあえてそう言います)の1ヶ月半を交えながら解説していこうと思う。
お気を悪くされていなければ読んでみてください。
CSという言葉と目指すものについて自分なりに考えてみてもらえたら
この記事に意味が産まれます。
※アドベントカレンダーの本題は5番です!

1.そもそもCSってなに?

HR系(人事、要は他業種)の方とお話をさせていただく機会があった。
「ぶっちゃけCS?カスタマーサクセスでしたっけ。どういうものなんですか?」
わかっていたことのはずなのに、ああ、そうか、そりゃ知らないはずだと思い出させてもらえた。ありがとうございます。
わからない人向けならまずはコールセンターを思い出して欲しい、カスタマーサポートという定義で「お電話ありがとうございます。」の方々はCSです。「CS」をもう少し紐解いてみよう。

■一般的なCS
・クライマックスシリーズ
・カスタマー サティスファクションの略で顧客満足
■業務的側面でのCS
・カスタマーサービス
・カスタマーサポート
・カスタマーサクセス(サブスクリプション系の月額課金サービスなどベンチャーやスタートアップ、成長企業での取り組みが多い)

書いただけで5つも意味がある。
さらには時代の流れと共に顧客体験=CX(カスタマーエクスペリエンス)やカスタマーエンゲージメント、UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉もある。もはやカオスである。

UXはデザイナーさんが業種として取り組んでいる部分も大きい、
その他それぞれの名前で部署が会社にあるようなイメージだが、広義にCSと呼ばれている。

2.CSの業務は?

CS業務をお客さまとの接点で考えながらあえての区分けで書くと、、、

■カスタマーサービス
商品を買いたい、請求問い合わせ、名義変更、解約したい、クレームなどの契約関連対応
お客さま対応に関わる各種数値分析や評価、母数が大目の組織の運営
■カスタマーサポート
商品やサービスの使い方を教えてほしい、使えない、壊れた、障害、クレームなどの技術的な対応
お客さま対応に関わる各種数値分析や評価、母数が大目の組織の運営
■カスタマーエクスペリエンス
お客さま接点でいくとサービスやサポートと一緒
マーケティング概念が上乗せされ、商品を買う前から買った後まで付加価値活動にフォーカスがあたり、お客さまが企業との接点で体験することすべてを指していく
カスタマージャーニーマップを作る、NPS(ネットプロモータースコア)など
企業ごとの色が出てくる
■カスタマーエンゲージメント(直訳するとお客さまとの約束、契約)
従来の接点に加えチャットやSNSなどのよりスピーディな対応
個別メッセージやコミュニティへの招待やイベント開催など
マーケティング要素もより強くなり絆や繋がりを軸に接点を増やし、より深くお客さまと関わり、顧客ロイヤルティを高める全般的な活動を行う
企業ごとの色の差が激しい、取り組まない企業もいる
■カスタマーサクセス
先述の内容も概ね網羅しつつ、
製品購入後使えるようになるための活動(オンボーディング)
利用説明会の開催、WEB動画解説など(トレーニング/利活用支援)
購入後お問い合わせ全般、FAQの作成など(カスタマーサポート)
課題発見からオプション、ID数の増加などの提案(アップセル/クロスセル)
コミュニティの構築・運営、事例紹介など(コミュニティマーケティング)
業務効率化部門があることもあり、プロダクトフィードバックも行うなど企業ごとに組み立て方も違えば、電話やメールやチャットなどのサポート方法も異なる
※個人的にはカスタマーオペレーションやカスタマーエンジニアという単語も入れたいがここでは除外

おわかりいただけただろうか、主に時代の流れで盛り上がった順に書いてみたが、時間が経つほど業務の「量」が増え、業務の「領域」も広がっていることが。
業務量と領域が広がることにより様々な視点が必要となり、CSを構築/運営するに当たって、従来のサポート領域の知見だけでは通用しないことは多くなる。

3.CSの目的/指標は?

第2項の区分けでそれぞれの目的を記すとこうなる。
横文字が増えます。気をつけて!(何をだ

■カスタマーサービス+カスタマーサポート
目的:顧客満足度の向上による離反抑止から企業利益の純増
指標:顧客満足度(アンケートや外注調査など)
■カスタマーエクスペリエンス
目的:顧客体験の創出による顧客ロイヤルティの向上から新規、継続利用の促進による企業利益の純増
指標:顧客満足度に加え、NPS(ネットプロモータースコア:顧客満足度の指標調査)、CSE(顧客努力指標)、口コミや行動パターン分析などマーケティング要素が入ってくる。新規顧客より離脱顧客を減らし、より企業利益の純増と指標の関連性が高まる
■カスタマーエンゲージメント
目的:お客さまの接点を増やし、顧客ロイヤルティのさらなる向上、パートナー化し個々の顧客の企業価値を高め、広めることからLTV(生涯価値)の向上につなげ企業利益の向上をはかる
指標:顧客満足度、マーケティングROI(費用対効果)、自然流入率、訪問1回あたりの閲覧ページ数、新規顧客獲得率、コンバージョン率、一定期間中の解約率、平均対応(解決)時間などより深いマーケティング分析もみるようになる
■カスタマーサクセス
目的:お客さまをサクセスさせることで解約率(チャーンレート)の低減、LTV(ライフタイムバリュー:生涯価値)を最大化させ、ニーズをキャッチしてプロダクトフィードバックから改善につなげる
指標:そのまま解約率やLTVの向上が指標になることが多い。プロダクトのフィードバック数や改善数、NPSなどマーケティング要素も残っているが社内にマーケティングがいる場合はメインがそちらでサクセスにその機能と指標が一部になることもある

一言で書くなら「時代が流れるほどお客さまとの関係の継続と企業存続の未来へ向けた活動」になっているということだろう。

4.自分がやってきたCS

大企業のCSではBtoCの「カスタマーサポート」だった。オペレータ目線でみると受電応答率、CPM/CPD/CPH(月/日/時間毎の受電数)、ACW(後処理時間)、再入電率や、クロスセル/アップセル、QA評価などなど書ききれないくらいの指標と向き合うことが多く、★本来のカスタマーサポートの目的が薄まるような世界で仕事をしていた。
管理職や新人/管理職研修講師も経験する中で「技術解決」と「心情解決」の両輪対応の大切さを学んだ。お客さまのために何ができるか、を自ら考えられるオペレータが増え、最後の望みでご連絡いただいたお客さまが不利益を被らないよう本当に困っていることは何かのニーズを掘り下げ、汲み取る人たちを増やし、お客さまも従業員も幸せな時間を過ごせるようにしたいと10年の間に思うようになった。

ベンチャー(Safie)に転職してからはCSで入社したらインサイドセールス配属と言う珍事件はあったが、CSの立ち上げを任せてもらえるようになった。
ここで言うCSは「カスタマーサクセス」だった。
大企業CSの世界の狭さを知った、CXとかUXは知っていたがそんなものがあるとは知らなかった。
さっそく勉強を開始するのだがそのあたりの話は記事に書いてあるので良ければ読んでみてください。

結果的にカスタマーサクセスはカスタマーサポートへと部署名を変更し、やらないことを選択した組織構築と運営に踏み切りました。
理由は複数ですが、本来の目的からいけば継続率が99.5%(解約率0.5%)、LTV向上のアップセルも既にうまくまわっていた部分が多かったので重要度は低かったためである。

5.コミュニティマーケティングの未経験挑戦

2019年11月に現職のロゼッタへ転職し、カスタマーコミュニティが立ち上がり、若干話しが進んでいた12月中旬のBtoB向けユーザーコミュニティオープン日に向け1ヶ月半での準備をすすめた。
結果はオープンはできたものの失敗話はあまり聞けないと思うので現状では失敗談を記します。

事前準備はうまくいっていた、と思っていた。
業者待ちステータスが長かったので裏側の準備をしながら戦略を練ったりしていた。
カスタマーマーケティング系のイベントにもちょくちょく顔を出し、パイオニアの小島さんに質問できたりする中で小島さんの提唱しているロールモデル、フォロワー、ワナビーズの焚き火理論をセルフカスタマイズした「共創コミュニティ戦略~6階層理論叩き台編」みたいなものを作ったりもした。

焚き火理論詳しくはこちら↓

元々は6階層のモデルスライドをバーンっと作ってバシっと展開したかったのだが、忙殺と戦略の不足を埋める作業で作れなかったので反省。

ユーザーコミュニティに取り組んだ結果を含め、来年目標の登壇をこのテーマで共有できたらと思います。

失敗談の続きだが、オープンはできたが当日は箱が作れたくらいだった。
入社時点でオープンまで1ヶ月半ということが決まっていて、途中で延伸確認はあったが幸いに業者の調整は後半部分だったので意地でそうしなかった。コミュニティはオフラインではじめるべき!という理解はしていたがはっきりNOという材料がこの時点でなかったことにも起因している。
これが全ての始まりだった。
社内事情が過ぎるので詳細は割愛、オープンした後に気づいた抜けがあった。コミュニティを始める中で一番大変なのは社内政治だという話は良く聞いていたし、代表も賛成で部署もできていたのでそっち方面は相対でみればイージーモードだと思っていた。
スケジュール間的にオープン後の動きを一番準備できていなければならなかったのだが、問題なし想定+オープンすることに注力しすぎて、社内参加者の温度感を正確に把握できていなかった。
最速構築、最速展開のため運営含め社内メンバーから盛り上げていく方向性で考えていたものの温度感の把握不足により思っていた以上にうまくいかなかった。
現在は再度、社内のコミュニティへの重要性とキーパーソン(これが把握したつもりができていなかった)への呼びかけや火種の広げをしている最中だ。平行してお客さまの招待&参加については当初希望想定通りの方が参加いただけてきているので現在の小さな火種が消えないように燃えるものを集めている。
業務的な話で言うと不足しているデータ分析系の準備をマーケと詰めながら進めている。
ここまでの反省を踏まえて、これからコミュニティを立ち上げる方、というか当時の私に伝えたいことのまとめ。

・それは本当にお客さまのためになるのか?
・社内政治を制するものがコミュニティを制す、キーマンを抑えろ、キーマンを抑えたと思った後に裏キーマンがいることがある、気を抜くな
・実績評価の指標をしっかり握れ
・分析できる数値の想定は恐らく足りない、実際に書き起こしたりしてUIのイメージや導線の抜けを見つけろ
・最初はオフラインではじめろ、お客さまの生の声をもっと集めろ
・絶対にスモールスタートだ、自分の手の届く範囲の方たちと共創しろ
・業者が入るならPMのレベルを見極めろ、最初から遠慮をするな
・社員を参加させるならお客さま同じく熱量で選べ、なければ火種を作れ

社員を大勢参加させるのはセオリーではない、ユーザーのコミュニティであることを忘れてはいけない。それでも手段として選ぶことはあるということを知っておいてほしい。
ちなみにカスタマーコミュニティ部なのにそう呼ばないのはCS(カスタマーサクセス事業部)内でコミュニティ起点ではじめるマーケティングなのでコミュニティマーケティングと呼んでいる。大枠で見ればカスタマーマーケティングと呼んでもなんら問題はない、ただのこだわりだったりする。

さて、これからどうなるかしらん(´Д` )

6.嫌いの起源(CSとCS)

タイトル的に本項を読みにきた人が多いのでしょうw
「俺はカスタマーサクセスが嫌いだ」の理由を書きます。

ベンチャーでCSの立ち上げを始めた約1年半前、CS界隈は「カスタマーサクセス」が流行り始めていた。
最初に聞いたときの印象は「お客さまの成功って何?おこがましくない?」だった。カスタマーサポート出身としては前述にでてくるCXやカスタマーエンゲージメントまではCS、要はカスタマーサポート、もしくはカスタマーサティスファクションの一環として聞いていた。
このイメージが「カスタマーサクセス」と直結しなかった。
とは言え、食わず嫌いはよくないと思いカスタマーサクセスの情報収集やイベントやセミナーに行ったりもした。
並行してCS立ち上げをしていく中で4項のサポート振り切りを敢行するわけだが、それにはLTVや解約率以外にも理由があった。
何か?
最初の印象そのままに「カスタマーサポートを軽視している」と感じた場面が多かったからだ。
現状の成功モデルと言われているような企業はカスタマーサクセスを体現していると思う。ただ、自分含むカスタマーサクセス初心者の有象無象の言葉の使い方にムカついた。
こんな募集をみたことがないだろうか。

【募集】CS(カスタマーサクセス)募集
・業務内容
お客さまからの問い合わせ対応
障害時の対応
お客さまからの要望をお聞きしたり一部クレーム対応もあります

・・・それカスタマーサポートやから!

まあこんなのがすごく多かった。今でも見かける。
ただ、こうなる理由は「カスタマーサクセス」と書けば応募が増えることも1つの要因だろう。。。
「カスタマーサポートであることが辛い」「どうせコストセンターと思われている」「カスタマーサクセスの人たちはいいよねえ」実際にカスタマーサポートの方から聞いたことがある言葉だ。

こういった発言の根幹が、「サポートなのにサクセス」と書いてしまう原因だとも思っている。まあ私自身も「カスタマーサポートを馬鹿にしたような募集してんな」と思ったことは何度もある。そもそも「カスタマーサクセスとサポートの違いをよくわからない勢」のペラッペラで安直なサクセス発言「時代はサクセスだよね」は正直私をひりつかせた。このときはマジでサクセスという言葉が嫌いだった。「おこがましい言葉を使ってんのにいとも簡単に使いやがる」と。
この後サポートにちょうど振り切ることを決断したのでサクセス嫌いは短期的に無関心な領域になっていった。

7.嫌いのその先

CSの立ち上げが一区切りして転職がひとつ視野に入った時にカスタマーサクセスがどうなってるかを調べなおした。

衝撃だった、カスタマーサクセスを取り巻く環境は全然変わっていた。
特にSmartHRは1年ちょっとの間にカスタマーサクセスの次段階のPMMまで始めていた。正直悔しさしかなかった。
真摯にカスタマーサクセスと向き合ってきた人はそれを前に進めていた。彼ら彼女らはサポートの重要性も十分に理解し組織設計と構築をしていた。
サポート振り切り決断は今でも間違っていないと自信を持って言えるが、成功モデルの少ない新しい領域をハイレベルハイスピードですすめられていた姿はなぜか悔しい気持ちを感じた。当時の安直な嫌い思想の私に対してかもしれない。

そこから、まずは自分が真摯にカスタマーサクセスに向き合おうと決めた。
セミナーに参加しなおしはじめその他登壇資料を漁って、成功モデルを頭に叩き込んだ。仕事用のFacebookやtwitter、noteを始め、アウトプットの練習とSNS活用をはじめたのが今年の9月だった。
本というか活字が苦手なのだが関連するものや組織論など含め大量に書籍を集めた。この頃には「カスタマーサクセスそのものはただの概念、全社統一全体最適で進めるもので理念に掲げるようなもの」と思い始めていた。本をめくると「カスタマーサクセスは会社の文化」と書いてあったので思いが大筋で間違っていないことも確認できた。
現在のカスタマーサクセスの中でコミュニティマーケティングに取り組んでからはその思いはさらに強いものになった。

8.疲弊しているカスタマーサポートの人に伝えたいこと

あなたがもしイケイケのカスタマーサポートで「自分サポートやってて好きですし、サクセスがどうとか大してなんとも思ってません。むしろいいこと!」と思うならば、ここから先は読まなくても大丈夫です。
ちょっとでも共感をしたサポートの方なら是非読んでほしい。
むしろ、大企業から飛び出す時の自分にも伝えたい。

大丈夫、カスタマーサポートの重要性を知っている人は増えていく。
トップダウンでただ降りてくる新サービスや整いきってないフローのまま対応をさせられ、障害対応でロボットのように対応を繰り返し、クレームに心をすり減らしているかもしれないが見る人は見てくれている。

でも、1つだけ知っておいて欲しいことは「カスタマーサポートの業務そのものの世界は狭い」ことだ。
問い合わせ対応だけにフォーカスすると、あなたの知っている世界はお客さまと取り巻く同僚や上司しかいない。そこだけの知見しかない。
お客さまのことはなんでも知っている、一番詳しいのはカスタマーサポートだと思っているかもしれない。

確かにお客さまの継続利用に一番コミットできるのはカスタマーサポートだと私は思うし間違いはない。
ただ、カスタマーサポートの実績は目に見える売り上げがないため、「コストセンター」と言われがちな部分はまだ残っている。
お客さま対応に直結する日々の生産性やQA評価で一喜一憂しているかもしれないがそれだけでは現状から変わらないこともまた間違いはないと私は思う。

現状のサポート体制が不満ならかえる力をつけて欲しい。
いつまでも待つだけでは世界は変えられない。
外の世界に目を向けてみよう、営業がどう契約を取っているのか、どんな想いで営業をしているのか、開発や人事、経理、企画はどのように仕事をしていて何を大事にしているのかを知っていくだけで見える世界は変わってくる。自分自身も全てを網羅できているわけではないが見聞き、感じたことで領域は明らかに広がった。大企業なら難しい部分が大きいと思うが小さな視野を広げ、できることにチャレンジしてもいい。中小企業でまさに今サポートで疲弊していて不満しかないのなら是非社内(他部署)の色んな人たちと話してみて欲しい。他の会社の人がどんなことをしているのか業種は気にせず交流してみるといい。
自分よりすごい人は世の中にあふれていて、それに触れ、そこから自分にできることは何かを考えてみて欲しい。
小さなことの積み重ねが成果を生み出すことに繋がります。
この記事を見ているカスタマーサポートということであれば、現状になにか漠然とした不安や今後のサポートを憂いているのでは?
現状を変える力は待っていてもつかないし、誰もやってくれないです。
どうにかしたいと思うなら自分から動いていきましょう、どこかに道筋は必ずあります!
願わくば、いつかどこかで出会う時に「あの記事ムカついたからここまでやったけどお前全然しょぼいじゃんww」とか言って欲しいw
そこから私もさらに成長するきっかけになるはず。

サポートは入社したらとりあえずCS、みたいな仕事じゃない。
業務の知見、お客さまとの高度対応力、汲み取る力、要望を吸い上げる力、プロダクトの改善、お客さまの一番近くにいるのはCSです。
誇りと自信を持ってサポートの素晴らしさを外に広げていける人たちになって欲しい。

最近記事でも見た、CEREBRIXの今井さんの営業革命「Sales is cool!」は自分の仕事に誇りを持っていてすごく好きだ。

CSは難しい仕事、誰にもできない。サポートができる人材は限られてくる。
「Support is cool!」と呼ばれるようなCSを作っていこうぜ^^

カスタマーサクセスを立ち上げる人がいるなら、カスタマーサポートの重要性を是非知った上でうわっつらじゃないCSを創ってください!売りだけ特攻になった社内の色々な圧力に負けないでください!

問題です

ここで問題です。

文中に「★」が一箇所だけありましたが、★がついていた言葉はなんでしょう?











わかりましたか?
答えは「本来のカスタマーサポートの目的」でした。
答えはひとつですが探し方は人それぞれではなかったのではないでしょうか。

・え!?となって慌てて文章を戻って探した人
・何かあると思って(伏線回収)覚えていた人
・PCならCtrl+Fで探した人
・答えは下にどうせあるだろと思ってスクロールして答えを見た人
・そもそもそんなに読んでなくてたどり着いた人

答えの出し方は人それぞれ、答えは1つという問題でした。
当然のように私とあなたはCSとの出会い方も違えば始めた領域も違う。
人それぞれ向き合い方や答えの探し方、見つけ方は違うのでそんなことはどうでもいいんです。
ここで重要な答え「本来のカスタマーサポートの目的」は

CSはCSであるということ(CSのCは全てのSを包括する)

何をどうひっくりかえそうがCSはCSなのです。
CSの起源はお客さまのためにできること、それがお客さま対応から始まっただけなのです。
カスタマー「サポート(サービス)」「エクスペリエンス」「エンゲージメント」「サクセス」(マーケティング)。
全てに「カスタマー」がついていることを忘れてはいけない。
サクセスは確かにすばらしい。仕組みは体系化され、よりシステマチックな業務分掌に昇華をし、顧客に成功をもたらし、会社にも継続的な利益(成功)をもたらす。
ただ、業務が体系化、システマチックになることによって自分の業務しか見えなくなってしまうことが危険だ。
目の前の数字を追ってしまう瞬間があるのではないか?
企業としては確かに単月の目標達成が重要だ。そのお客さまの「長期的な本当の成長と成功+自社のLTV向上」だと頭ではわかっているはずだし理解はしているはずだ、それでも目先の契約に走ってしまったことがないか考えてほしい。正直0ではないはずだ、それで飯食ってんだから。
ただ、それを2度としない、現状多いなら減らす、減らないなら自分から手を挙げてサポートを担当するなど現状で良しとしないで欲しい。

お客さまの製品利用に対する苦労と常にむきあっているサポートですら、要望をうまく汲み取れない、ベストな解決策を提案できないなんてことはある。
「カスタマーサクセスはただの概念」と書いたが「CSはCSである」という根幹をおさえておこう。

■CSのCは全てのSを包括する
>広義のCS
・サポートのお客さま満足
・エクスペリエンスのお客さま体験
・エンゲージメントのお客さまとの絆
>継続利益の創出
・サクセスのお客さま成功とそれによるよる企業利益の最大化

これら全てCSである。
やっていることは全てカスタマーサポートでありその派生でしかない。
お客さまは企業にとって種みたいなもの。
時代の変遷により言葉や業務は多様化していくが、
種があるから水をかける意味があるし根が張れる、根があるから芽が出るし、芽があるから茎ができ葉がつき花が咲く。
その途中で不足があれば枯れてしまう。全て大事で全て考えなければならない。花だけみても長期的に見れば意味がないのだ。

業務によってCSの言い方は代わってもいい。
ただし、その種から花までをショートカットしては成り立たないのではないだろうか。
全てのCSをしっかり網羅し、そのマインドを業務に反映していこう。

言いたいことまとめ

はい、10000字超えたーw長いんだよ。(お前な
あちこちいったから言いたいことまとめ!

・カスタマーサクセスはただの概念や哲学
・カスタマーサクセスを掲げるなら部分最適をやめて全社最適で行動しよう
・カスタマーサポート(CS)があってこそのカスタマーサクセス(CS)
・カスタマーサポートよ、外の世界をもっと見て力をつけるんだ
・CXやカスタマーエンゲージメントがなければカスタマーサクセスではない
・CSはコスト→プロフィットへの転換以上の「ベネフィット」(なくてはならない)を目指せ
・CSのCは全てのSを包括する、CSの全ての概念、マインドを持ち続けそれぞれのCSが責任を持ってやろう
・コミュニティマーケティングはじめ全部署がカスタマーサクセスを推進するための手段

・カスタマーサクセス×コミュニティーマーケティング=カスタマーマーケティング

社内政治含め、やらなあかんことはいっぱい。自ら考えて動いてみましょう!
概念って話でいくとカスタマーマーケティングは概念と言ったhoozmさんと同じ、全体最適とか同じ言葉に出会うことも多く哲学的なお人↓

全てはお客さまの未来と、従業員の未来のために

そのために出来る最大値、最大値以上をカスタマーサクセスの概念を持って全社で取り組んでいこう!
大丈夫!その火種は、必ず炎となり燃え広がっていく!

以上、俺はカスタマーサクセスが嫌いだ(った)話!(オチがひどい
今でも薄っぺらなカスタマーサクセスは嫌いですw
言葉に踊らされてねーでちゃんとやれ。
※ちなみにラッパー時代の写真をTOPに使ったのはRAPの起源と言われている
「黒人が迫害された環境で恵まれず、ラジオのノイズ音に合わせて自分たちの環境に対するディスから」
の意味合いに乗せて
「カスタマーサポートがサクセスに蹂躙され恵まれず、ため息に合わせて自分たちの環境に対するディスから」
という意味を込めてでした。(細かい

ここまで読んでくれた全ての人に感謝!
風邪引くなよ!

明日の#cmkt アドベントカレンダーはharada_hiさん!

砲丸みたいなパスだなww
原田さんごめんなさい!

また会おう!あでで(´Д` )

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色々記事書いてますのでお暇な時に読んでくれたら嬉しいです^^


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