表現の仕方はたくさんあるね

私はたぶん、自分の内にあるものを表現することが好きなのだと思う。

例えば、「音楽」。

3歳からやっているピアノ、中1で始めたトランペット。自分の中にある、「言葉ではない何か」を私の指先から、息から、この世界の空気に乗せることが好きだ。

私は音を奏でるとき、いつも無である。

フレーズをこうしようとか、ここはスタッカートで弾くとか、ここは情熱的にとか、そういうふうにはあんまり考えない。考えない、というか、言葉にして意識をしない、と言う方が正しい。

楽譜に記された音たちはただの記号だけれど、そこにはきちんと空間があり、時間がある。音符と休符は、紙の上に記された時点でストーリーも表情も全て宿されているのだ。だから、そこにあるものを感じることで、言葉を用いなくても音を奏でることができる。

今書いていて思うけど、言葉にするとすごい難しいな、うまく伝えられない…。

でもとにかく、私は音楽を演奏するとき、言葉のない無の境地で自分の内にある「言葉ではない何か」を乗せて表現する。それが、とても楽しい。


二つ目の例えば、は「文章」。

こんどは音楽と違って、言葉を使って表現する。

言葉の力はすごい。私はこれまで、様々な言葉に助けられ、そして傷つけられてきた。言葉には人の心や行動、そして人生を変える力がある。

自分の気持ちやぐるぐる考えることを書くとき、どんな文章にするかは無限大にバリエーションがある。どうやって表そうかと考えることもまた、とても楽しい、難しいけど。

言葉は影響力が大きいからこそ、伝え方がたくさんあるからこそ、私はより丁寧に綴りたいなぁと思う。

丁寧な文章を書くこと、それが今の目標。



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