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真っ赤な満月の夜に生まれたその少女は、4番目の姫だった。 彼女が生まれた夜、見たこともな…
いままでのお話はここから 絵・津山文子 。・。・。・ 一番上の王子が、16歳の誕生日を迎え…
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 人々は一斉に不安な言葉を放った。 …
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 午後の日差しの中、姫は宇宙の風読み…
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 深い霧が立ち込める夜明け前。 王家…
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 長老がひとり、池に向かって歩みだし…
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 春の木洩れ日のさす、見渡す限りの青い空の下。 宮殿の前の広場に、多くの民に囲まれて立つ国王の姿があった。 後ろには臣下と多くの僧たちが連なり、 奥の院の長老の国葬が、おごそかに執り行われた。 鏡池で起きたことは、その場にいた者たちの胸に秘されていた。 最後の瞬間まで、民と国のために 力を尽くした長老を思い、みな泣いた。 紫のベルベットに包まれた棺が進む。 集まった人々は無言で道を開けた。 姫は宮殿
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 城の門の前で、その男は屈強な兵士達…
前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 「なんだ、お前か」 老婆はじろっ…
◇ 前回のお話 ◇ 1話目: はじまりの物語 。・。・。・ 「わたしは……」 真っ白にな…
◇ 第1夜から読む→ はじまりの物語 ◆ 一つ前から読む→ 〜21夜. 力の代償 。・。・。・ …