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みちるは、いま七歳と三ヵ月。 満月の夜に生まれたからついた名前を 「女の子みたいで…
前回はこちら 最初からはここから 。・。・。・。・。・ あの日から、三ヵ月。 み…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ その人は僕たちに気づくと、ゆっくり…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ ものすごく小さな声でなにか言って…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ お母さんが 「みちる、クリスのと…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 僕はもう長いこと、小学校に行って…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「みちるなんで手を挙げてるの!」 お母さんが小声で叫んだ。 でもどうせ、だめだろう。そう思った。 だって僕は子どもだし。 ここでの勉強をやってないし、知らないし。 どよめきが落ち着いたころ、クリスは僕に言った。 「みちるくんは、なぜやってみたいのでしょう?」 正確にはちえこさんがそう言った。 僕は正直に答えた。 「・・・わかんない」 ちえこさんが伝え、クリスはなるほど、という感
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「みちるくんは今日が初めてですが、…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「みちるくんは、つらい、ということ…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ ・・・僕、いま泣いてる? そう思…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ どれくらいそうしていたのかわから…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「いま自分が感じていることについて…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ もし、いま、同じことを聞かれたら…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ でもひとつ、わかっているのは、 自分が、親友と離れて悲しかったってこと。 思う以上にとてつもないダメージだったということ。 その全部に、無感覚だったこと。 みんなの前で、クリスと座ったあの時間で戻ってきたのは、 目が覚めるほど鮮やかで荒々しく、 眩しいほどに生き生きとした「痛み」だった。 僕はあの頃、いろんな意味で本当に眠っていたんだなと思う。 体も、心も、感じることとかも。