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まゆワッサンさんが、自身が経験した小児がんと闘う小児病棟の子ども達へアートを寄贈!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
日本では0歳から14歳の子どもの中で、毎年2,000~2,300人が小児がんと診断されており、子どもおよそ7,500人に1人の割合で、男の子は女の子に比較してもやや罹患率が高い傾向です。

そんな小児がんですが、福岡県に住むあるアーティストの女性が、自身も経験し、現在小児がんと闘う子ども達のいる小児病棟に、アートを寄贈しました。

福岡県北九州市在住のアーティストの「まゆワッサン」さんが、グッズ販売やアート作品の収益の一部を小児がんと闘っている子ども達の支援に役立てる活動を継続しています。「まゆワッサン」さん自身も小児がんを経験したことから、小児科病棟で飾って欲しいと当時の主治医の男性にアート作品を寄贈しました。

「まゆワッサン」さんは「小児がんで不安を持つ子ども達やその家族の心の安らぎになれたら」と創作に真摯に取り組んでいます。

今回は「まゆワッサン」さんが取り組まれている社会福祉について、一部ではありますが、紹介したいと思います。

「まゆワッサン」さんが継続している社会福祉の詳細


幼い時からイラストを描くことが大好きだったという「まゆワッサン」さんは、北九州市立大学に在学中にYouTuberとして活動を始めました。自身のアートを動画で配信すると好意的なコメントが次々と届き、そこからアートの創作活動もスタートしました。2020年にはインターネット通販もスタートさせました。

もこもことした毛が特徴的な「モコモコ犬」、猫の顔の周囲に色鮮やかな花びらをデザインした「ねこおはな」―。アクリル絵の具を活かした華やかな色遣いと、動物をテーマにしたユニークな画風が人気を博し、福岡や東京、京都などで個展を開きました。2022年5月の個展から、グッズ販売やアート作品などの収益の一部を小児がん患者の支援活動に寄付し始めました。

「まゆワッサン」さん自身も生後間もない頃に小児がんの1つである「神経芽細胞腫」の診断を受けました。1歳の頃に手術を行いましたが、がんの部分の切除が困難で、小さい頃から抗がん剤の治療も受けてきました。その後、「神経芽細胞腫」は悪化はしていないといいますが、現在も毎年1回の検査は欠かせません。

小児がんの子ども達の支援を始めることになった理由の1つが、数年前に母親から聞いた「まゆワッサン」さんへの当時の想いからでした。主治医から「子どもさんはお1人ですか?完治できなくて残念でしたね」と言われて涙が止まらなかったことを打ち明けられ、両親の自身の小児がんで苦悩していた日々を実感したといいます。「同じ悲しさを抱える子ども達やその家族の力になりたい」と思い始めたといいます。

参考:小児がん経験した「まゆワッサン」さん、コアラやゾウを描き小児科病棟に寄贈 読売新聞(2023年)

個展を開く度にグッズ販売やアート作品の収益の一部の寄付を継続している以外にも、2022年9月には、小児病棟に飾って欲しいと当時の「まゆワッサン」さんの主治医だった医師の男性に、ゾウやコアラ、ニワトリのそれぞれの親子を描いた作品を寄贈しました。当時の主治医だった医師の男性は「『まゆワッサン』さんが成長の証を観ることができたことは、小児科医冥利に尽きます。小児がんと闘っている子ども達にも元気を与えることでしょう」と目を細めました。

「まゆワッサン」さんは「生きている現在があるからこそ、アートを描くという好きなことに一生懸命に励めます。明るく楽しい気持ちになれるアートを描き続けたいです」と笑みが溢れました。

すごく素敵ですね。

私にも障害があって、私の母は周りの人から心無い言葉を私のことで小さい頃から言われ続け、傷付いて来ました。母の傷は塞がらず、何かあるとあの当時の言葉そのものを思い出し、また傷付いて、私もそんな母を観ていて、心を痛めます。

もちろん何もないことに越したことはないですが、そうなってしまった以上受け入れるしかありません。この記事で紹介させて頂いた「まゆワッサン」さん、心が強いですね。年下なのに、すぐ塞ぎ込む、私にはない強さで羨ましいです。

私も母とは違い、当事者な分色々さらに虐げれて来ましたが、「まゆワッサン」さんの心の強さを見習い、自分も頑張っていこうとそう思いました。

参考サイト


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