2023年9月4日より、災害以外での大規模な通信障害の時にも、無料で“Wi-Fi”開放！

こんにちは、翼祈（たすき）です。

まだまだ残暑の厳しい今年の9月。海水温が高いことから、例年より台風の少ない今年ですが、それでも線状降水帯が多く発生し、日本の色んな場所で災害が起きています。

特に梅雨時に沢山の雨が降った秋田県では、9月でも豪雨となり、復興が少しずつ進んでいたのに、先日の雨で使えない家財の片付けに追われた地域もあるそうです。

豪雨になると、心配なのが、Wi-Fiが使えなくなり、被災した時のスマホなどの機器で連絡が取りづらくなることではないでしょうか？

そんなWi-Fiを、2023年9月4日より、災害時以外での通信障害の時にも、無料開放する運びとなりました。

今回はこのWi-Fiの無料開放について特集します。

2023年9月からのWi-Fiの無料開放の詳細

携帯大手各社は、従来災害が発生した時に限定されていたWi-Fiの無料開放を大規模な通信障害の時にも実施する新しい運用を、2023年9月4日からスタートしました。

新しい運用がスタートしたのは、Wi-Fiの「00000JAPAN（ファイブゼロジャパン）」のサービスです。

携帯大手各社のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなどの通信障害で、携帯が利用不可能な状態が続いたり、大規模な通信障害の時にもWi-Fiを無料開放します。

Wi-Fiの無料開放される場合は、パスワードしなくてもインターネットなどの接続ができますが、その反面、緊急時の利便性を確保する為の通信の暗号化は行いません。

Wi-Fiの無料開放に当たって携帯大手各社は、復旧までに時間を要する懸念があるケースなどを想定しているといいます。

携帯電話の通信障害を巡っては、2022年7月にKDDIで大規模な通信障害が発生したことなどを受け、2023年5月にガイドラインを国が見直していました。災害が発生した時や通信障害の時には、他の会社の携帯回線を利用可能な「ローミング」の導入に向け議論も総務省の検討会で進行しています。

参考：通信障害時にも“Wi-Fi無料開放” 携帯大手各社が新運用開始　NHK NEWS WEB（2023年）

携帯大手会社や自治体などが公共施設や商業施設に設けるアクセスポイント周辺で利用可能です。スマホのネットワークの設定で選択すると、みんなが使用可能です。

翼祈（たすき） | AKARI