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ひとりじゃない

色紙をもらった。それも絵と写真とメッセージでいっぱいのどデカい色紙。
どう見ても人に恵まれている状況である。

先日、僕は1年ほど続けたアルバイトを辞めた。
バイトの詳細について書くことは控えるが、企業のオフィスでの勤務だった。
辞める僕に職場の人たちから寄せ書きのプレゼントがあったのである。

あ、ひとりじゃない。

世の中がどれだけ絶望的だったとしても、僕の周りにはいつも素敵な人がいたし、僕は人に恵まれてきた。今回も例外なくそうであった。
「ひとりじゃない」と感じる瞬間が積み重なるわけでもなく、ただポツンと現れる。
それを眺めて“幸せ”を意識的に脳へ知らせる。

人は、嫌な出来事や考えはいくらでも積み重ねることができるのに、幸せを積み重ねるのが少し苦手なのだと思う。
“良いこと”より“嫌なこと”にフォーカスしてしまいがちだ。
だから意識的に自分の脳に気づかせることが大切である。
「お前は今幸せなんだぞ!」って。

この歳になって寄せ書きを貰えるなんて珍しいと思う。有難い。

このバイト先で学んだことや気づいたことは沢山ある。
コロナ禍の企業動向、実際の業務内容や技術、業界について、ビジネスモデル、利点と問題点などなど挙げるとキリがない。
この経験は確実に次に繋がるし、繋げる。
大学やもう一つのバイト、就活などがあったので、あまりシフトに入ることはできなかったけれど優しい先輩たちに囲まれていた。

あ、ひとりじゃない。
家に帰り色紙をぼんやり眺めて思う。

人は皆ひとりである。
限りなくひとりで、限りなく孤独で、限りなく単体である。
だから「ひとりじゃない」と思える瞬間があることは、「幸せ」と等しいのだといつからか思うようになった。

高校時代の部活や過去にしてきたバイト、大学卒業まで続けようと思っているバイト、大学、その他の環境。
素敵な人がいつも周りにいる。
僕は多分明るいほうを見るのが得意なのだと思う。
もちろん嫌な環境もあったかもしれないけれど、そんなことは時間をかけて考えるに値しない。
苦手な人とは全力で心の距離を空けて、好きな人とは真剣にふざけたいと思うようになった。

そうは言っても心には浮き沈みがあって、地面の奥深くに埋まってしまいそうなくらい身体が重たくシンドイ日もある。
だからこそ幸せな時は「お前は幸せなんだぞ!」と自分自身に教えるように心がけたい。

「あら素敵じゃない。」
色紙を書いてくれた人たちに、そう言ってもらえたような気がした。


↓今日のオススメ曲

上記の音楽が使われている6分半ほどの映像作品があるのですが、あまりにも素敵でした。
ディズニープラスで観ることができます。音楽と映像とストーリー、全てヤバかったです。
ディズニーさすが。

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