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鬱になりました その1

こんにちは。暗いタイトルですみません。

早いもので、わたしが鬱の診断を受けてから2ヶ月が経とうとしています。ぜんぜん気持ちの整理がついていなかったのですが、ようやく重い腰を上げて気持ちを言語化しようかと思い立ちました。

自分はほんとうに「鬱」なのかなぁ、とか
とにかく気持ちがつらくてしんどい人とか
吐き出す相手がいなくてつらい人とか

うつ関連のお話を共感したい人に届いてくれれば幸いです。

わたしもこれを書きながら泣いています。過去を振り返って辛い人ってたくさんいることと思います。これを読んで何を思ってもらっても構いません。もしも今がとてもしんどい人にとってなにかしらの一助になれば本望です。

きっかけ

2020年の夏ごろから、わたしの心に変化が出てきました。この頃のおもなストレス要因は「仕事」です。プライベートはとにかくたのしい!!でも仕事になると一転して暗くどんよりした自分になってしまう…。毎日、毎週、自分の二面性に疲れ果てる日々でした。

仕事ができない自分がいやで仕方なかったんです。遊びは全力投球して充実してるのに、仕事はミスばかり。言われた資料は作れないし、みんなが当たり前に話してることについていけないし、上司はずっと忙しそうだし、でもわたしは時間を持て余していたりと、できない自分が大きなストレスになりました。

友だちの働きぶりとも比べてしまって落ち込むこともしばしば。SNSをみてると、友だちがいかにも仕事にしっかり取り組んでいるように見えるのです(じっさい恐らくそう)。それに比べていかに自分はテキトーに仕事をしているんだろう、悩みは増えていくばかり。

冬になるとさらに状況が悪化(いま思うと、冬季型うつだったのかもしれない)。寒がりなのも相まって、外に出たくない、仕事に行きたくない日々をくり返しました。

相談する決意

辛いのに耐えられなくて、医師にメンタル相談することにしました。このころにはもう、趣味をたのしむことも、やる気もなくなっていたのです。

文章やものがたりのなかで、
「あなたはあなたしかいないんだから」
ってわりと聞きませんか?

でも、自分に対して面と向かって言われることって、日常的には少ないと思うんです。これを、先生から言われました。

このときにもう、ブワァーッと温かい感情があふれて、泣きそうになりました。

あなたからわたしに、誰かから誰かに、ただ一人の自分に対して与えられる言葉にこんなに威力があるなんて。

調子が悪いことはわがままなんじゃないかってずっと思っていた、けれど、そんなことないんだよって断言してくれたこともとてもうれしくて。
「立派なSOSですよ」と言って先生は、怒るでもなく、諭すでもなく、ただただわたしの空っぽになった心をじんわりと、やさしい言葉で満たしてくれました。

退職の決意

相談をきっかけに考え方が変わったものの、仕事に対する悩みは尽きずに退職を選ぶことになりました。心のSOSが出ているような局面で、賢い選択・正しい選択をすることはできません。

職場の人はみんないい人で、異動の話も持ちかけてくれました。それでももう疲れ切っていたわたしには、この環境(会社)の中でやっていく気力は残っていませんでした。気持ちは辞める一択。

環境をガラッと変えてしまえば、きっとまた明るい自分が戻ってくるんだ!

という根拠のない仮説が頭からはなれず、かつわたしが頑固なこともあり、もう辞めるという選択肢しかなかったのです。

人は決めてから後悔するもので、退職届を提出してからずっと「やっぱり辞めるのやめます!って言えないかぁ」「なんだかんだで引き止めてくれないかぁ」などと思っていました。

このころもわりと辛かったです。毎日後悔の念が押し寄せてきて。「もったいない」と言われるような会社だったこともあり、辞めることを伝えると誰もが「もったいない」というような顔をしてきました。これがなによりも苦痛です。

「おまえは判断を誤ってるんだ」
「会社辞めてどーすんだよ笑」

口ではだれもそんなこと言いませんが、あきらかにそういう顔をしているような気がするんです。辞める報告とともに「バカでごめんなさい」と思っていました。

いい職場ではあったので、最後は盛大に送り出してもらえました。ありがたい、と思いつつ、「果たしてこれはおめでたいことなのだろうか?退職が決まってわたしはうれしいの?悲しいの?」自分の感情がわかりません。

けっきょく退職の日がきたからそのままサラッと退職し、有休もろくに消費しないまま転職することとなりました。

このときの退職から2年。わたしはまだ後悔しているし、鬱状態になったりもします。わたしもまだまだ療養中の身です。

その2 へ続く… (11/10公開予定で執筆中です、何卒)



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