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with グリーフ⑨「うちの家族に精神病なんているはずがない」

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻


体のどこにも異常がないのに
謎に体が動きにくくなり
原因不明だからって
パーキンソン病でもないのに
パーキンソン病の薬を飲み続けた結果

脳委縮して認知症のような症状が出て
ついには入院し寝たきりになり
尿道カテーテル・おむつ・胃ろうの
3点セットがつけられてしまった
父親

こんな風になってしまってから
私はある可能性に気づきました
父親はもしかして鬱病だったのかもしれない
という可能性です

たまたまうつ病に関する
エッセイ漫画か何かを読む機会があって
その中に
なんだか父親と似た身体症状の人が出てきて

うつになると体がまともに動かせなくなる症状が
あると知りました

その人も良く転ぶようになり
寝たきりになって
ずーっと寝ていた
と書いてありました



父親は会社経営をしてて、経営は火の車
毎日片道40分妻とケンカ
子供もいて背負う物も多い

要因はあるんですよね…

急に泣き出したことがあった…
常にぼーっとしていて思考がまとまらない
と言っていた…
夜に家出をしようとした時があった…

なんとなく症状っぽいものもあった、ような?



明るい人だったら分かりやすいのかもしれませんが
父親は無口で感情表現がもともと乏しかったのも
分からなかった原因なような気がします

更に運の悪いことに
私の母親が

『精神病=き○がい、恥ずかしい
気持ちの弱いやつ=ダメな人間』

と強く思っているタイプで

「うちの家族に精神病なんているはずがない」
とよく言っていたからです


母親がなんでこんなんなったかと言うと
若い時に精神病院の
受付事務をしていたことがあって
結構ハードな精神病患者さんを
間近で見すぎてしまったせいみたいです





私の話になるんですが
私は母親や親族に

「お前は頭がおかしい」
と小さいころから
言われ続けていて

他のたくさんの人達と
自分は何かが大きく違くて



・なんか こまいことで傷つきやすかったり

・過程があって結果がないと
理解ができなくてすぐ思考停止になって
思考に柔軟性がなかったり
(誰かが過程を説明してくれれば
理解できるんだけど、親はホラ、言語化がさ…苦手だから笑)

・私から見ると
私自身が家庭や社会で理不尽な目にあってばかりいるのに
正当性や個人の権利を主張しても通らなかったり



…みたいなことが起こると
一様に「お前は頭がおかしいからだ」
と抑圧されてばっかりいた気がします

実録❗️体育会系家族🏋️‍♀️の一員なら強い心を持て❗️洗脳🧠弱い人間はおかしいと刷り込まれていく


それをどうすればいいのか
自力では分からなくて

生きづらさを抱えているのが
とにかく
全悩みトップ3に入るくらい辛くて


「私が頭がおかしいのはよく分かったから
精神病院に行かせてほしい」と
よく母親に
懇願していましたが

👆の理由で絶対に行かせては
もらえませんでした

こんな風に育ってきてしまった経験から
この曲が生まれました

特に歌詞を見てほしくて
YouTubeの概要欄に歌詞全文を
載せてるので

もし聴いてくれる方は良ければ歌詞も合わせて
見ながら聴いてくれると、私の思いが伝わるかななんて
思ったりして(テヘヘ🫣)

というかさ
「うちの家族に精神病なんているはずがない」
って考え方がそもそもおかしいよね

だって(勝手に守護霊認定してる)ひなさんは
若くして自死してるんだよ
精神的に強い家系な訳ないじゃんね~

弱くたっていいじゃん
って言える平和系家族🕊️だったら良かったんだけどさ
(母親曰く、『体育会系家族🏋️‍♀️』)←ほんとこの言い回しジワる


🏋️‍♀️



話を元に戻して

母親が家の中で一番決定権が強かったので
母親が精神病アンチな以上

父親の異変が見つかったばっかりの時に
病院を何軒も回っている時も

『精神病かもしれない』
という可能性は


「絶対ない」


ということになって
病院では
体はどこも『異常がない』
と言われても

病気を見つけられる医者がどこかにいるはずだ
と病院を何軒も回り

それでもダメならと
謎の民間療法を山ほど試すようになっていきました
(⑦回でお話しした通りです)


胃ろうを開ける直前に
どうにか母親を説得して
父親を精神病院に連れて行ってみよう
ということになりました

旭川に
(道央に位置する市
札幌から車で3時間くらいの所にある)
うつ病の名医がいると聞いて

ダメ元で連れて行ってみましたが
すでに脳委縮によって認知症の症状があったので

父親は名医の質問に
トンチンカンな返事しかできませんでした
こんな風になってからでは遅すぎました

その結果
名医からは「認知症ですね」
と言われて終わってしまい

結局父親がうつ病だったのかどうかは
今でもわからずじまいです


ただ、仮に鬱だったとしたら
うつ病の時に脳から出る
ある物質が
あんまり出なくなるのがうつ病の原因らしくて
その物質をたくさん出せるようにする
薬を飲むらしいんですが

なななんと
パーキンソン病は
逆に
その物質が過剰に出るのが原因らしく
その物質があんまり出ないようにする
薬を飲むんだそうです


つまり、父親が仮にうつ病だったんだとしたら…
その物質をたくさん出さないといけないのに
パーキンソン病の薬で出ないようにしていた

つまり

逆に悪くしていた

ってことになっちゃいます


(この話は当時書籍や新聞に載っていた内容で
実際にこれが本当なのかは不明です。
可能性の1つとして読んでいただければと思います)


色んな偶然が重なって
父親はこんな風になってしまった

母親を伴侶に選んだのも父親だし

ある意味自分で招いたこと
なのかもしれないと考えると
それは仕方のないこと
なのかもしれません

けど
「あの時分かっていれば…」
と後悔して苦しむのは
本人じゃなくて家族なんですよ


私は今でも時々
後悔しています
父親がおかしくなった当時
私がもう少し大きければ

母親を説得して
すぐに精神病院につなげられる位
大人だったら

父親は今も元気だったかもしれない

私のせいじゃないのは分かるけど
どうにかできなかったのかな
と考えてしまいます



もう話しかけても何の反応もない父親。3月、病院のロビーで。これが生前最後の写真になった





12年前に亡くなった父親のグリーフ真っ最中の
アカチェリーナ4世は
このnoteでのグリーフワークを通して
自分の気持ちがどう変化したか
どんな気付きがあったか
withグリーフ父親の聖地巡礼編が終わったら
皆さんに共有したいと考えてます


グリーフとは





*********巻末CM**********
結局、強い心の獲得はできなかった
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています

公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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