灰
akaです。
"いよいよすさんでくると大好きな太宰がぽかんと花を眺める大好きな一節を思い出してるときにも「いいなあ暇で」とか思っちゃうから心底休まねばならぬ"
これは昨日の私のつぶやきです。
太宰がぽかんと花を見つめるのはめちゃくちゃいい短フレーズなのでぜひ検索してみてください。
さて、今日はちょっとびっくりしたことがありまして。
大学では教育のためにいろいろなビデオを見せられることがあるのですが、私は正直御涙頂戴が嫌いなので大半はこれでもかというほど冷めた目で見てしまいます。
それをどうも泣いているようなそぶりで見ている人がいたんです。
ONE PIECE/尾田栄一郎(敬称略)の「え〜〜〜〜!」って口が死ぬほど開くアレみたいになりました。心の中で。
今年22ですよ。この歳でそんな純粋さを持ち合わせている人がいたなんて...自分の冷め方が悲しくなったほうがいいですか?この場合。
だって、御涙頂戴のためにきれいごとしか映ってないドキュメントの何がいいのかわたしには本当にわからないんです。
先生は「ここから何か掴み取ってもらえれば」とおっしゃいますが、いやいやいや。本当に学ぶべきは、そこじゃないでしょう。
私はこう考えています。
「人間性より手技と知識。」
にこやかな素晴らしい態度で致死的なミスされたらたまったもんじゃありませんからね。なによりも知識と手技です。
それはコミュニケーションにおいても同様です。コミュニケーションを学び、心理を学び、専門的に科学的にコミュニケーションしているんです。いい人だからいいコミュニケーションをするわけじゃないんです。あくまで専門知識なんです。
こういう思想だから余計ひねくれるのかもしれませんが、ともかく、科学と専門性にもとづく医療を聖職化するようなビデオは私にとって不快です。
それを、同い年の現代っ子が純粋に受け止めて感動してたんですよ。
そうやって真摯に患者さんのためと考え勉強したりビデオ見て泣いたりできる人は悪い人じゃないと思います。
でもほんと、とにかく驚いちゃったんですよ。
あーほんとびっくりした。
これを誰かに言いたかったんです。
聞いてくれてありがとうございます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではみなさん、
グッド・バイ。
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