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大人が子どもを「教え・育てる」関係から、大人と子どもが「共に・育つ」関係に変わることが、みんなを幸せにする

子どもは「教え・育てる」ものと思われてきました。
大人である親もそうされてきました。
だから、自分の子どもにも、そうすることしかできません。

その大人が生活している社会もそうです。
子どもは「教え・育てる」ものということが、当たり前と信じられています。

その結果が、今の社会の状況です。
学校に行かない子どもが増え、家に引きこもる大人が増えています。
自殺する子どもも増えているのです。

さらに、「教育虐待」などという言葉も生まれています。

家庭において、親の「教え・育てる」がエスカレートしてしまっているのです。

「教え・育てる」ことが、
子どもの幸せにつながらない
ことを知らなければなりません。

家庭において、学校において、社会において、
「教え・育てる」ことをやめなければなりません。

子どもが幸せにならないのですから。
そして、そのまま子どもは大人になるのですから。

「教え・育てる」ことから、
「共に・育つ」ことへの転換です。


子どもは、
「自ら育つ力」をもって生まれてきます。

この「自ら育つ力」は、
「いつも精一杯生きよう」
「より良く成長しよう」
という意思も持っています。


この子どもの「意思」が重要です。

この子どもが持っている「意思」が尊重されていないのです。

子どもを「教え・育てる」ことが是とされ、そのためなら、子どもの「意思」は無視してもやむを得ない、とされてきたのです。

子どもの「意思」はないがしろにされてきました。
子どもの「人権」などは考えられることはありません。
家庭においても、学校においても、社会においても。

人間の「意思」を尊重されなければならないという、
「人権」という意識が低いのです。

子どもも、大人と同様に程度に、一個の人間として存在する
ということの感覚が薄いのです。


だから、今の日本の状況があるのです。


子どもの「意思」が尊重されないため、

子どもは「意志」を持つことができない、

「意思」が「意志」に昇華できない状況にある

のです。



子どもの「意思」が尊重されるとどうなるか。

子どもが本来持って生まれてくる「自ら育つ力」を発揮できるようになります。
子どもの特性である「いつも精一杯今を生きよう」「より良く成長しよう」と思うようになります。


そのためにはどうするか。

「教え・育てる」から「共に・育つ」への意識の転換が必要です。
大人と子どもの関係が変わらなくてはなりません。

大人が子どもを「教え・育てる」関係から、
大人と子どもが「共に・育つ」関係に変わることです。


大人と子どもが「共に・育つ」関係には、
大人の「意思」も、子どもの「意思」も尊重されます。
そして、それぞれの「意志」に昇華していくことになります。


これが「人権」の意識を高めていきます。
これが家庭、学校、社会で広がることを期待しています。

そうすれば、

子どもも大人もみんな幸せになっていきます。


その先は簡単です。
次の記事をお読みください。

子どもは自ら成長する力をもって生まれてきます。親はそれを見守り一緒に育てばいいのです|太田昭夫 (note.com)

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