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わかりやすい「給与明細」の見方について

今回は皆さんお馴染みの「給与明細」について書きます(^O^)

この給与明細ですが、、なんと実は多くの人がその細かい内容について知らないんです!!私も全然知らなかったけど、、

手取りでいくらもらえるのかだけを確認したら、あとはごみ箱へポイしてる人も多いのではないでしょうか、、?

お恥ずかしい話私もその1人だったのですが、実はこの見方を知ってるか知ってないかで会社の見方やお金に対しての考え方を改める事ができるんです。

社会人さん、学生、フリーター、主婦の方々でも分かるようにご説明していけたらなと思います!

給与明細の構成は3つ

会社から毎月渡される給与明細。どのくらい働いて、お金がどれだけ支払われているのかを理解するのには、「勤怠」、「支給」、「控除」の3つから成っている事をまず頭に入れます。1つずつ説明します。

勤怠」・・・出勤、欠勤、退勤など、その月の勤労時間が記載されているもの。タイムカードを切るあの作業で、勤怠状況を正確に読み取ります。
支給」・・・働いた分に対して支払われるお金(基本給)。それに加え、各種手当(残業手当、通勤手当、住居手当、資格手当)福利厚生にあたるところが支給と言われるものです。
控除」・・・給料からあらかじめ引かれる額のこと。厚生年金、社会保険、税金などの天引きされるものです。

つまり、「支給-控除=手取りの給料」になるわけです。なんか色んな項目から引かれて手取り少ないなぁと思う人もいるかもしれませんが、控除の存在があるので、まるまるもらえるわけではありません。

それぞれの項目を確認!

では、それぞれの項目について下の画像を見ながら確認していきます。

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1.残業手当(支給)

週に40時間以上、1日8時間を超えて働いた場合は、25%増しの時間外労働手当が出ます。週1回の休日に働いた場合は、35%以上増しの休日労働手当が支給されることが原則として定められています。月ごとに毎回金額が変わるので要注意です。ちなみに、よく聞く「固定残業代」ですが、これは、一定の残業代を最初から給料として支払っておく制度のことです。

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①「手当支給型」は、基本給とは別に残業代を支払うパターンです。

例→基本給20万円(内訳:基本給15万円+定額残業代5万円)

②「基本給組み込み型」は、基本給のうち一部を残業代とするパターンです。

例→基本給20万円(残業代5万円)

2.通勤手当(支給)

勤労手当と呼ばれるものには、会社に行くまでの通勤費用に加え、寒い地方には暖房費用として「寒冷地手当」などが出ることもあるようです。基本的には通勤する時に必要な分の経費ですね。

3.厚生年金(控除)

ここからは控除の話です。

実は会社員は、国民年金に加え厚生年金を支払うのでちょっと割高です。ですがその分受給額に上乗せされます。

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年金の納め方や対象については、上の図の通りです。文章より図や絵の方がわかりやすいという事もあり、文章説明はここは割愛です。(年金についてはさらに深堀すると色々な制度があるので、、)

4.雇用保険(控除)

これは、つまり失業した時の公的扶助です。そのほかにも、労働者の生活や雇用の安定を図ったり再就職の援助を行う目的のものです。失業したときの再就職支援や、失業・育児・介護・定年後再雇用などによって収入が減る労働者の生活を守り、生活を支援するのが雇用保険の大きな目的です。

5.社会保険料(控除)

「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「介護保険」の4つが天引きされます。介護保険は、40歳から徴収されます。

まとめ

今回は誰にでも分かるように、簡単な説明で給与明細書についてご紹介しました。どの項目もとても大切で一つ一つ確認していきたいところですが、なるべくわかりやすく書くことをモットーにしているので、もう少し補足の説明がほしい方はご自身で調べることをおすすめします!

給与明細の見方は学校では教えてもらわず、自分で意識的に知識をつけるしかありません。学生でもアルバイトしていたら給与明細も見るようになるので、これから少しでも細かい内訳をきちんと読めるようになれるといいですよね!

調べようと思わないと理解しない給与明細の話なので、今回私も書いてて勉強になりました。

お金の流れを自分で理解していきたいですね。

読んでくださりありがとうございました!





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