台湾に向かう“ペロシ機”を追う
アメリカ下院議長、ナンシー・ペロシ氏がまもなく台湾の台北松山空港に到着する。
世界中の飛行機の位置を刻々と示す「flight radar24」。ペロシ氏を乗せた米空軍機の位置もわかる。
あらためて、すごい。こんなことが、誰でもネットで簡単に分かる時代だ。
クアラルンプールを出たペロシ機は、南シナ海を避けるように、ぐるっと東周りで北上して台湾へ。
あと二、三十分で到着のようだ。
中国が激しく反発する中での、ペロシ氏の訪台については、また今度。
中国の友人は、「テレビではずっと“准备好了(=“戦闘の”準備完了)”ばっかり言ってる。本当に戦争になっちゃうのかな」と心配していたが、、、
ちなみに、ペロシの中国語表記は、
台湾では「“裴”洛西」
大陸では「“佩”洛西」
・・・と、一文字だけ違うようです。
発音は、どちらも「ペイ・ルオ・シー」
「ペイ」の声調が違って、
裵が、上に上がる第二声。
佩が、下に下がる第四声。
最後に、真面目な話をすると、大陸にも台湾にも友人が何人もいる立場からすると、台湾「解放」などという言葉が、ネット民の半ば冗談にせよ(いや、冗談ではないのか?)軽々しく使われることが、とても悲しい。
無知から来る“存在の耐えられない”軽さ、得体の知れない自信。歴史を見るとそういう言葉のもとに何が起きてきたか、起き得るか、という知識と想像力の欠如。またそれが無意識やノリからであればなおさら怖さも感じる。
そして、こういう類いの発想は、どこの国にも例外なく存在する、とも思う。本当の敵は特定の国ではなく、国に関係なくこうした発想そのものではないかと思う。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
AJ
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