見出し画像

21st CENTURY ROCK BAND

私は長い事、「音楽好き」をアイデンティティにして生きてきています。

そして「一番好きなバンドは?」と聞かれたときに、雑念なく素直に答えると出てくるのがこの「ストレイテナー」というバンドなのです。

「雑念なく素直に……」

なんて長ったらしい講釈を付けたのは、素直に答えることが少ないからです(笑

自分の好きなジャンルについて「1番好きなのはどれですか?」と聞かれたときに、それに答えることの難しさはみなさんもご存じでしょう。
自分の中でも流動的で決まっていないこともあるし、何よりも相手が知らないと場がしらける(笑 

「へ~そうなんだ~……(無言」

の辛さは皆さんも一度や二度は味わったことがあると思います。

そんなわけで私は普段、人を選んでしか好きなものを素直に言いません。
この人はそんなに詳しくない人だな……と思ったら、昔ならGLAY、その次はパフューム、その次はももクロちゃん。といった感じでちゃんと世間にも伝わる回答を用意しておりました。

GLAYはともかく、ももクロちゃんもパフュもファンクラブ入っていた程度にはちゃんと好きですが、「伝わりやすさ」を重視した解答であることは否めません。

私はストレイテナーというバンドを3人になったくらいの時期から認知しだして、昔からそれなりに好きでした。

でも、私のストレイテナー好き遍歴に関して言えば、「ある人物」との出会いがとても重要なターニングポイントになるのです。

その方ももちろんストレイテナーを大好きで、ネットでのやり取りでストレイテナーのライブのチケットを譲っていただく流れになり、その方も参戦する。では現場で手渡しで……というのが初めての出会いでした。

会場は私の地元からは比較的近いライブハウスでしたが、その人は遠征してきており、その日もそのまま新幹線で帰るという軽快なフットワーク。
経由駅は同じですし、ライブが終わったあと喫茶店でお茶をすることに。

お互い音楽好きで年も近い。その時は限られた時間でしたが話していてとても楽しくて、すぐ仲良くなりました。

そんなこんな遠方の友人となるわけですが、同じバンドを好きな事のいい点は、家が離れていても「ライブがあれば会える」ということです。

当時、私もまだ結婚もしていなかったですし、東京大阪くらいはひょいひょい行きましたから、やれライブがあるはい行きますよ~あなたも来ますよね!今回もよろしくお願いします!といった感じでライブがあれば毎回会える。

私はともかく、その人は

「ツアーが24か所あって22か所までは行ったんだけど、予算とスケジュールの関係でどうしても北海道と沖縄だけは行けなかった」

というレベルの猛者。どこへ行っても会えるわけです。

上にも書いたように、その人と会う前からも私はストレイテナーを好きでした。

でも、「その他大勢の好きなバンドの中の一つ」にすぎなかったんです。他にも好きなバンドは沢山いるし、あえてストレイテナーでなくともよい。そんな私が出会った、確実に私よりもストレイテナーが好きな人。それがその人。

今から考えれば大変失礼な話ですが実は最初は思ったのです。

この人は、たまたまストレイテナーに出会って、盲目的にそのバンドだけをカッコいいと思って追いかけているのではないか?

でもそんな失礼な思い込みはすぐに晴れました。

その人、とっても音楽詳しかったのです。いろんなバンドを聞いて、沢山ライブにも行って、もちろん他にも好きなバンドはあるけれど、その上でストレイテナーが一番好きなのです。

そりゃあストレイテナーはフェスなんかにも沢山でますし、それを全部追っかけていれば自然とバンドに詳しくなるのも自明の理。私は自分のおこがましい思い込みを恥じると共に、ストレイテナーというバンドを見直す大きなきっかけになったのでした。

そんなこんな。

あの人との出会いがなければきっと今、これほどストレイテナーを好きではないでしょう。

実はその方とは、私が結婚したあたりからだったか、ライブに遠征に、と気軽に行くわけにもいかなくなり、連絡自体もほとんどとっていませんでした。

でも、先日たまたま生存確認をしたので、この機会に連絡を取ってみようと思いました。そして、そのついでにストレイテナーを布教しようという「ついでnote」なのでした(笑

良さを語る前に終わってしまったけれど、大好きなバンドですストレイテナー。ベストが出たばかりなので皆様も一度どうぞ。

#エッセイ #コラム #バンド #ストレイテナー #ライブ #音楽 #フェス #ももクロ #Perfume #GLAY #コンテンツ会議 #出会い

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)