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『eスポーツ』が『引きこもり』の救いの手になってくれないだろうか

昨今、何かと話題の『eスポーツ』。

プロで頑張っている友人も居るので、様々なメディアで取り上げられて、盛り上がってきているのは見ていて嬉しいです。
でも、先日も尾木ママが、「どうしてゲームがスポーツなのか!?」と、苦言のようなブログも書いていたように、まだまだ世間の認知はあくまでも『ゲーム』でしょう。

仮に、自分の息子が「プロゲーマーに、俺はなる!」と、言い出したらちょっとイヤですしね。でも、私としては「プロ野球選手になる!」でも「棋士になる!」でも正直ちょっとイヤなので、『プロゲーマーだからイヤ』というのとは違うのかもしれません。

私は、eスポーツの活況には賛成です。

確かに「スポーツ」と言い切ってしまうと違和感を感じる人もいるでしょう。大会を勝ち抜くために、体力集中力を鍛え、反射神経を磨いたり、限りなくスポーツに近い面はあると思いますが、「汗を流して体を動かす」という印象とはすこし違いますからね。
どちらかというと、将棋や囲碁のようなものに近い。いや、実態としてはどのどちらの要素もあるからこそ、「スポーツ」というと違和感を感じる人がいるのでしょう。

それに、野球やサッカーのように、「基本的に変わらない同じ競技が、永続的に続くとは限らない」というのも問題でしょうか。同じナンバリングのゲームが長く続くことはありますが、それが永続的に続くかどうかは、ゲームの運営次第ですからね。

そして、にぎわうeスポーツ関連のニュースをよそに、私の親戚の子が、しばらく前から引きこもっているらしい。というのが耳に入ってきました。
済むところも離れていて、もともと関係も近くないのですが、同じ男の子を子供に持つものとしては、気にしないわけにはいきません。

彼は今、中学校3年生。毎日コーラ飲んでゲームばかりやって過ごしているらしい。というのを聞いて、頭に浮かんだのは「プロゲーマーになる」とでも言いださないだろうか、ということ。

正直なところ、これには「言い出して欲しくない」という意識と、「言い出したらいいのに」という両方の意識が混在しています。
そうそう簡単になれるものでもないし、なったって楽な仕事ではないだろう。どこまで続けれるかもわからない。単にゲームをやる言い訳にしていないか?

もし言い出されたとしたら、そんな気持ちがまず浮かぶのでしょう。

でも、確かに理にかなったいい面もあります。
ゲームならネット環境と機材さえあれば、一歩も家から出なくても練習も試合もできる。もちろん大きな大会になれば、完全にオンラインだけで済むものはあまりないだろうけど、そんなきっかけでも家から出ることになるならありがたい。好きなことでお金が稼げるならそれにこしたことはない。

現段階では、これは私が勝手に考えているだけの夢物語だけれど、「eスポーツ」や「プロゲーマー」が、世間的に認められている社会であるなら、これは引きこもっている子に対して、有効な一手になり得るのではないか。そう思ったのです。

依存症が……なんて話が問題になっていますが、野球やサッカー、将棋や囲碁だって、朝から晩まで飽きるほど練習するのですし、あれが依存でないとすればなんなのでしょうか。
結局、「依存していることが、世間的に認められているかどうか」という部分なのですよね。eスポーツだって、プロとして、プロを目指して沢山の時間を費やすことを世間が認めれば、問題なくなってくるはずです。

引きこもりにもいろんな要因がありますし、もともとゲームを好きじゃなかったら箸にも棒にもかからない話のですが、「真面目にゲームをやる」ということが世間的に認められれば、そういう子たちに一つのきっかけを与えることもできるんじゃないかな。

と、尾木ママのブログを読んで、そんなことを思っていました。


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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)