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「あなたの為」じゃなく本当は「自分の為」

「あなたの為に言っている」

「あなたの為にやっている」

というのが、
本当に「相手の為」ならいいんだけど

多くの場合、
それは相手の為ではなく「自分の為」
だと思っている。

相手の為なのか、
自分の為なのか。

その見極めは難しいけど、
敢えていうなら

その言動の延長線上に
何らかの見返りを求めているか否か。

ではないかと思っている。

例えば、
子どもを叱ったり、
注意したり、
アドバイスしたり。

親だったら、
そうやって何かにつけて「あなたの為に」と
よく言うよね。

でも、
この「あなたの為」は、
一見それっぽく聞こえても
多くの場合は「自分の為(親の為)」なんだ。

だって、
「自分が不安」だから、本当は。

「このままだと将来大変なことになる」と
勝手に今の子どもの状態から
ネガティブなイメージだけ膨らませてるだけだから。

ヤバイヤバイと焦っている、
親がいるだけだから、本当は。

子どもが他の子に負けたら
「自分が」悔しいもんだから、
そういう思いをしたくないだけだから、本当は。

だから、

自分が不安なもんだから、
自分が介入しないと大変なことになると

それだけを信じ、
子どもに介入することのみが「正しい」と
信じ、

昔も、今も、これからも。

「あなたの為」という名の
印籠を振りかざし、
あれやこれやと介入していく。

要は、
「あなたの為」と言いながら、

「自分の不安解消の為」が正解なのよ、本当は。

だってそうでしょう。

例えば、
今、
テストで0点ばっかりとってきて
全く勉強しない子でも、

将来は一流大学を卒業し、
博士号とって
ノーベル賞を受賞するような
立派な科学者になる。

という未来が保証されていたら、
「今」こういう状態でも
あんまり不安じゃなくない?

別に
社会的に「立派な人」にはならなくても、

「自分は生まれてきて幸せだし、
お父さんとお母さんの子に生まれ幸せだし、
おかげで今こんなに幸せに生きているよ」

と、
子どもが感じれるなら、
そういう人生を生きているのなら、

それで十分じゃない?

少なくともぼくは、
もうそれで十分だと思っている。

「あなたの為に言っている」

「あなたの為にやっている」

というのは、
本当に「相手の為」だろうか。

本当に「相手の為」を思ってのことだろうか。

「相手の為」と言いながら、

実はその延長線上には、
何らかの見返りを求めている
「自分」がいるかもしれないよ。





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