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人間を書く僕、人間味に欠けるぼく

8/18。

5:00起床。

天気は晴れ。





ゴミを捨てようとしたら、袋の中はほぼすかすかだった。これはつまり、自分がゴミを出していないということで、もしくは自分があまり食事を摂っていない証拠でもあった。


1日1食、摂るか摂らないか、そんな日が続いている。


お腹が減らないわけじゃない。ましてや、ダイエットでもない。ただ、食べることへの関心が薄くなってしまった。


今までだったら、「うつ症状の一つですね、はい」となるんだけど、たぶん違う。そりゃ、ぼくは死にたがりだけど、それは生まれつきなので、うつ症状とはまた別の話。


近ごろのぼくは、書くことを止められないでいる。


新人賞に応募する長編小説を書いているのだけど、ある時、それまでの構想を全て捨てて、新しく書き直すことにした。


それは、ぼくのコンプレックス、思想、哲学、あらゆるものを詰め込んだもので、ゆえに、1文字1文字書きつける度に吐き気をもよおすほど。


それでも、書かずにはいられない。書かなきゃ、生きている心地がしない。


それくらい、自分の生活の一部になってしまったこの作品。


この日記を読んでいるみなさまに、おひろめできるといいなあ。というか、まず〆切までにきっちり完成させなきゃなあ。


そんなわけで、食事だけじゃなく、その他生活のあらゆることがおろそかになっている。


「執筆に身を捧げる」といえば聞こえはいいけど、まあ、あんまりよくない状況なのは、わかっている。


どうしたものかねえ……。「いや、食えよ」って話なんだけど。長らくものを食べないと、なかなか腹に入んないのよ、食物が。


何を食べたらいいのかわからなくて、何に対しても食指が伸びない。書きたくて書きたくて、口にした食物の味がわからない……。


マルチビタミンのサプリなら飲んでるけどね。あとは、プロテインドリンク?


まるで、ディストピアの食事風景だなあ。まったく、人間味に欠けているよ。


「早く人間になりたーい」


……冗談はさておき。


プロットは、もう少しで完成する。それが不完全でも、テコ入れしながら、ぼくは執筆を始める。


「お前、人間じゃねえ」といわれても、これがぼくの生き方なんだ。格好つけているわけじゃなく。


なので、どうか見守ってほしい。……少なくとも、蔑まないでね。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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