人間を書く僕、人間味に欠けるぼく
8/18。
5:00起床。
天気は晴れ。
*
ゴミを捨てようとしたら、袋の中はほぼすかすかだった。これはつまり、自分がゴミを出していないということで、もしくは自分があまり食事を摂っていない証拠でもあった。
1日1食、摂るか摂らないか、そんな日が続いている。
お腹が減らないわけじゃない。ましてや、ダイエットでもない。ただ、食べることへの関心が薄くなってしまった。
今までだったら、「うつ症状の一つですね、はい」となるんだけど、たぶん違う。そりゃ、ぼくは死にたがりだけど、それは生まれつきなので、うつ症状とはまた別の話。
近ごろのぼくは、書くことを止められないでいる。
新人賞に応募する長編小説を書いているのだけど、ある時、それまでの構想を全て捨てて、新しく書き直すことにした。
それは、ぼくのコンプレックス、思想、哲学、あらゆるものを詰め込んだもので、ゆえに、1文字1文字書きつける度に吐き気をもよおすほど。
それでも、書かずにはいられない。書かなきゃ、生きている心地がしない。
それくらい、自分の生活の一部になってしまったこの作品。
この日記を読んでいるみなさまに、おひろめできるといいなあ。というか、まず〆切までにきっちり完成させなきゃなあ。
そんなわけで、食事だけじゃなく、その他生活のあらゆることがおろそかになっている。
「執筆に身を捧げる」といえば聞こえはいいけど、まあ、あんまりよくない状況なのは、わかっている。
どうしたものかねえ……。「いや、食えよ」って話なんだけど。長らくものを食べないと、なかなか腹に入んないのよ、食物が。
何を食べたらいいのかわからなくて、何に対しても食指が伸びない。書きたくて書きたくて、口にした食物の味がわからない……。
マルチビタミンのサプリなら飲んでるけどね。あとは、プロテインドリンク?
まるで、ディストピアの食事風景だなあ。まったく、人間味に欠けているよ。
「早く人間になりたーい」
……冗談はさておき。
プロットは、もう少しで完成する。それが不完全でも、テコ入れしながら、ぼくは執筆を始める。
「お前、人間じゃねえ」といわれても、これがぼくの生き方なんだ。格好つけているわけじゃなく。
なので、どうか見守ってほしい。……少なくとも、蔑まないでね。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。
連載中。
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