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息ができなくても、胸を締め付けられても、僕は、

7/18。

5:00起床。

天気は曇り。





人間、死にそうになったときは「生きたい」と強く願うものだと思っていたけど、僕は「いっそのこと、×してくれ」と思った。ということは、僕は人間じゃないのかもしれない。だから、こんなに苦しいのかな。いっそのこと、×してくれ。


息ができない。比喩じゃなくて、本当に。昨日は、特にそうだった。咳がひどくて、何度もえずきそうになって、呼吸の仕方がわからなくなって。喘息、ではないらしい。今までどんな病院に行っても、名前の付かないこの病。僕はこれ以上、病を重ねたくないのに。


おかげさまで、日々服用する薬が10種類を突破しました。全くうれしくないです。精神的なのも、身体的なのも、こんなに飲んでいるのに、めざましい効果が見られません。見られた試しがありません。でも、飲まないよりはまし(のはず)なので、飲んでいます。……全部捨てたら、どうなるかな。


田舎に住んでいてよかったと思う。どうあがいても、3密にならない環境で。くしゃみ一つでも、白い目で見られるこのご時世。もし僕が都会にいたら、路上で胸を押さえてうずくまっていたら、心配する人と足蹴にする人、どっちが多いのかな。なんて。


パートナーに、何度も何度も謝った。「ごめんなさい、ごめんなさい。君がいるのに、大切な人がいるのに、死にたくなってごめんなさい」。パートナーはいう。「そんなこともあるよ」。死にたくなったことのある彼は、僕をそっと諭す。決して、僕を責めない。ごめんなさい、ごめんなさい。僕は、謝罪を重ねる。


どれだけ恵まれた環境にいても、おかしくなるときはおかしくなる。僕は、そんな自分が嫌いだ。いっそのこと、×したい。けれど、僕は踏みとどまっている。あと一歩で、実行に移すことのできる瀬戸際で。死にたい。でも、死にたくない。僕は、いつも揺らいでいる。


僕はいつか、『向こう側』に行く。でも、それがいつになるのか、わからない。何十年後かもしれないし、もしかしたら明日かもしれない。どちらも、僕の采配次第だ。(もちろん、運もあるけど。)


たぶん僕は、いずれ誘惑に負ける。「全てから楽になりたい」という誘惑に。でも、今はそのときじゃないから。息ができなくても、胸を締め付けられても、僕は「生きたい」に縋り付いている。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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