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ずっと夜行性でいいのに(もしくは、「夜を守りたかったボクのプレイリスト」について)

8/27。

3:15起床。

天気は晴れ。


たとえば、長編小説を書くときに。


たとえば、眠れなかったり、眠りたくなかったりするときに。


ぼくは、Spotifyで自分専用のプレイリストを作っている。(自分専用といいつつ、リンクを共有したりしているんだけど。)


自分が作った曲じゃないとはいえ、それぞれのシチュエーションに合わせて選曲したり曲順を考えたりするのは、結構楽しい。これが、編集の楽しさなのかな。わかんないけど。


そんなわけで、この度またプレイリストを作った。君は興味ないかもしれないけど、通算6つ目です。はい。


その名も、「夜を守りたかったボクのプレイリスト」

「夜を守りたい」じゃなくて、「夜を守りたかった」が、なんとなく大事だと思っている。


なぜなら、夜は明けるものだから。


「ずっと真夜中でいいのに」


そんな願いは、毎晩裏切られるから。


(『ずとまよ』はこのプレイリストには入ってないよ。ごめんね。)


外が暗いこの時間を、世界の輪郭が曖昧なこの時間を、何よりも愛しているのに。


どうして、人は夜に眠るようにできているんだろう。明るい時間に眠っていると咎められるんだろう。おかげで、夜を生きることができないよ。


もしかして、ぼくが不眠症なのは、自分のためなのかな。眠れなければ(眠らなければ?)少しでも夜の中に居ることができるから。


日に日に、真昼が苦手になっている。


あの黄色っぽい明るさが怖い。自分を明確に映し出すあの明かりが。「変なの」って、思うかな。ぼくだって、「変なの」って、思っているよ。


でも、怖いんだもの。しょうがない。


「ずっと真夜中でいいのに」


見ないで。


見つけないで。


ぼくを一人にして。


お願い。


でも、世界はそれを許さない。


夜から朝の間しか許されない。


だから、ぼくはイヤホンのケーブルをつかむ。


大好きな夜の中で、大好きな夜を聴く。


これが、ぼくの至福の時間。


ぼくを安心させる唯一の時間。


ぼくは、ぼくのプレイリストを片手に笑う。


夜行性になりたいな。


なんて。


(実は、もうなっているのかな?)


もしよかったら、君もプレイリストを聴いてみてね。君の好みに合うのかは、わからないけど。少なくとも、「こんな夜もあるんだ」って、思ってもらえるはずだから。


夜のぼくから、朝の君へ。


XOXO





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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