甘いって、幸せだよね（じゃあ、苦いのは？）

5／5。

5:30起床。

天気は晴れ。


＊


眠い。


すこぶる眠い。


22時に寝たのに眠い。


やっぱり、睡眠薬なんて飲むべきじゃなかったんだ。


でも、飲めといわれているから……。


たぶん、睡眠薬なんて無くても眠れるけど……それだけじゃないんだろう、この薬の効果は。……今のところ、わからないけど。


……いかん。このままだと、日記が「眠い」で埋めつくされてしまう。僕が書きたいのは、そんなことじゃない。僕が書きたいのは……何だろう。


頭もまともに働いてくれない。目は覚めているのに、頭が覚めていない。……んん、カフェインが必要か？　でも、摂るにはまだ早すぎる。早すぎる時間だ……。


カフェイン……。そういえば昨日、ホットチョコレートを作った。（レシピでは、「ショコラショー」だったけど。同じ意味？）


まあ、作ったというほどでもない。牛乳と刻んだチョコレートを火にかけて、温めて溶かした。それだけだ。


1人分の材料……牛乳250ccも必要だったから、カップ満杯になるんじゃないかと思ったけど……予想通り、満杯になった。カップも大きめだから、相当な量だ。


チョコレートも（レシピ通りとはいえ）大量投入したので、これまた相当な甘さになった。相当な量に、相当な甘さ。糖分の過剰摂取で、頭がくらくらした。ので、冷めない程度にちびちびやることにした。


甘いって、幸せだよね。そんなことを、誰かがいっていた。誰だったっけ……誰というか、『少女終末旅行』だったかな、書いてあったの……。そうだね。少々甘すぎるけど、なんだか幸せな気持ちだよ。


チョコレートには、カフェインが入っている。カフェインの代表格、コーヒーにもそれは入っている。変なの、と思った。チョコは甘くて、コーヒーは苦くて、全然違うのに。


甘いのが幸せなら、苦いは何なんだろう？　僕は、苦いのは苦手だから、わかんないな。（どっちも、「苦」の字が入っているし。）


そういえば、イタリア人は、コーヒーに砂糖をたっぷり入れて飲むらしい。なぜ？　と訊ねると「なぜって、人生が苦いから」と返ってくるらしい。（何年も前に読んだイタリア語入門書より。現在は、ちょっと違うかもね。）


苦いは悪なのかな……。でも、ビールは苦みがおいしいっていうし……「朝にコーヒーを1杯」なんて人は、この世にたくさんいるし……ううん。まあ、苦いのがだめな僕には、関係ないことだろう。


だから僕は、苦いのじゃなくて、甘いのを飲むかな。キャラメルマキアート（インスタント）を。苦いコーヒーは苦手だけど、甘いコーヒーは好きだからね。



参考：
福田里香、長崎訓子『スイーツオノマトペ』筑摩書房，2005年
つくみず『少女終末旅行』第3巻，新潮社，2016年
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「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。