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この日記が、ぼくのIntroduction。

8/25。

2:30起床。

天気は晴れ。





丑三つ時に目が覚めてしまい、それ以降全く眠れない。ので、ココナラで受注した仕事をこなしたり、萩原朔太郎の『僕の孤独癖について』を読んだりしていると、いつのまにやら5時を過ぎ。


すっかり明るくなった外に、ぼくはどうしようもなく不安になる。今日が始まる感覚に怯えてしまう。


寝不足のせいだろうか? それとも、昨夜薬を一つ飲み忘れたせいだろうか?


とにかく、正体不明の不安は、付き合い立ての恋人のように、ぼくに付いて離れない。


ぼくは、何を怖がっているんだろう?


「正体がわからないから、怖いんだろう?」


ああ、そうかもしれないね。


全く、厄介なことこの上ないよ。


でも、正体がわからないということは、そもそもそんなものは存在しない可能性もある。つまるところ、こんな不安は、ぼくの思い込みに過ぎないということ。


在りもしないことに目を剥き、起こってもいないことを心配する。それを考えると、ぼくを死に至らしめようとする病が、ひどく下らないものに思えてくる。

はじまらないからはじめた それだけ
何も怖くもないのに怯えてはいられないでしょう?

――女王蜂『Introduction』より引用

ああ。


全く以て、その通りだ。


本当はきっと、怖いと思っていることなんて、そんなに無いんだ。


「正体不明の不安」なんて存在しないものに、後を追われているだけなんだ。


後を追われているなら、それを終わらせてしまえばいい。ソレに実体があろうと無かろうと、蹴り上げてしまえばいい。それで、この話は終いだ。


……んん。明らかに寝不足だけど、頭はすっきりしてきた。(ブルーライトのせいかな?)


ぼくにまとわりついていた不安も、「そもそも存在しない」と決めつけたせいか、どこかへ消えてしまった。やっぱり、存在しなかったんだろうか? まあ、もうどうでもいいか。


ああ。


外に、まごうことなき朝が訪れた。


それは、この部屋も同じだ。


そしてこの日記が、ぼくのIntroduction。


存在しない不安なんか置き去りにして、今日を始めよう。

Introduction/女王蜂(2019年)





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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