「それでもいいよ」と言ってくれるなら、

8/22。

5:00起床。

天気は曇り。





おなか空いた。


1日1食しか食べてないから、当たり前なんだけど。でも、食べたら食べたで、気分が悪くなるから。本当、どうしようもないね。


食べることに興味が無くなったのは、「うつになったから」とか、そういうわけではなく。(筋トレのおかげなのか、うつ症状はあまり出なくなった。)


長編小説を書いている。一日中、そのことばかり考えている。頭の中で、登場人物たちがずっと喋っている。ぼくはそれを、余さずこぼさないように書きとめる。


時々、現実と想像の境目がゆるくなる。


ぼくは主人公になったり、その相手役になったり、それぞれの胸の内でうずまいている感情にふり回される。ぼくが書いている話は、決して明るいものじゃない。ゆえに、あまり入り込みすぎると、吐きそうになる。


想像上にいる『彼ら』は、目の前の現実と戦っている。現実にいるぼくは、彼らの世界で『彼ら』を痛めつけている。そして、『彼ら』は知るよしもないけれど、『彼ら』のエンディングは、ぼくの手の内にある。「幸せになりたい」『彼ら』の思いは、ぼくが打ち砕くことになる。


『彼ら』には、幸せになってほしい。そう思うけど、筋書きがそれを許してくれない。……なんて、まるで他人事だな。『彼ら』の幸福を許さないのは、他ならぬぼくなのに。


でも、


幸福に人生を終えることはできなくても、人生の中に幸福を見出すことはできるはずだから。ぼくは、それを目指したい。ぼくが生み出した『彼ら』に、目指してほしい。


ぼくは『彼ら』で、『彼ら』はぼく。だって『彼ら』は、ぼくの頭の中にいるんだもの。『彼ら』とぼくを、完全に切り離すことはできない。自分に全く似ていない人間を生み出しても、きっとどこかで似てしまうはずなんだ。


それは、悪いことじゃないと思うけど。


それにしても。『彼ら』のことを考えすぎて、産みの親であるところのぼくの現実がおろそかになっている。これでは、『彼ら』もいたたまれない(かもしれない)。でも、しょうがないんだ。今は、書くこと以外、ほとんど何も手につかないんだもの。


最低限、生きるために必要なことはしているはずだけど。1日1食しか食べてないから、説得力がなさすぎるな。『彼ら』は、ちゃんと食べているかな。自分のことより、そっちの方を心配してしまう。


今のぼくは、『彼ら』のことが何よりも大切。『彼ら』の人生を見届けることが、ぼくの役目。だから……『彼ら』の最後を書き上げるまで、生きていなきゃな。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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