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【コラム】挫折しない日記術とは(後編)

今までの記事をもとに日記を続けていく方法について考えていく。

1. 目的を明確にする

日記を書く目的を明確にすることで、モチベーションを維持しやすくなる。

  • 自己成長の記録

  • ストレス解消 

  • アイデアの整理

  • 感謝の気持ちを育む

  • 目標達成の進捗管理

目的に応じ日記の内容や形式を変えていくことができる。

2. 簡単な形式から始める

具体的に日記を続けるコツは、ハードルを低く設定することである。
以下のような簡単な形式から始めてみることにする。

  • 一行日記:その日の出来事や感想を一行だけ書く

  • 箇条書き日記:印象に残った出来事を3〜5個列挙する

  • 感情日記:その日の気分を絵文字や数字で表現する

これらの形式なら、毎日数分で書くことができ、継続しやすくなる。私は以前感情日記を書いたのだが、これは結構良かったと記憶している。
しかし、その日の気分というのをうまく捉えることができないときがあった。そこで、プルチックの感情の輪なる図を発見し、これを机の上に貼っていた。

プルチックの感情の輪は、自分が上手く言語化できない感情を探すのに便利である。その時に近い感情を見つけたら、あとは類語辞典などで語彙を増やしてみるというのもありだろう。

3. 他人から学んだ日記の工夫を取り入れる


友人や知人、有名人の日記の書き方を参考にしてみるのも良さそうである。
以下は、私が友人から学んだ日記の工夫。

  • ストレス日記:
    自分がストレスを感じたときに、ストレスを書き出す。このとき、ストレスに名前を付けることで、より具体的に問題を把握できる。

  • 名言日記:
    印象に残った名言や格言を書き留める。これにより、日々の生活に刺激や励ましを与えることができる。

  • 親切日記:
    その日行った親切な行動や、受けた親切を記録する。これにより、日々の生活の中での小さな幸せに気づきやすくなる。

これらの日記は、一週間単位で振り返ってみるのも良いだろう。そうすることで、自分の成長や変化を感じ取ることができる。

4. 完璧を求めない

日記は自分のためのもの。文章力や内容の質にこだわりすぎず、思ったままを素直に書くことが大切である。

5. 振り返りの時間を設ける

定期的に過去の日記を読み返す時間を設ける。例えば、月末や年末に振り返りの時間を作る。過去の自分と対話することで、成長を実感したり、新たな気づきを得たりすることができる。

まとめ

日記を続けるコツは、自分に合った方法を見つけ、無理なく楽しく続けることである。完璧を求めず、小さな一歩から始めることが大切だ。他人の日記から学び、自分なりの工夫を取り入れることで、より楽しく継続できる可能性が高まる。

最後に、石川啄木の言葉を借りれば、「人、旅、本」が人生を豊かにするツールだとされている。日記はこれらの経験を記録し、振り返るための手段となる。人との出会い、旅での発見、本から得た知恵を日記に綴ることで、より深い洞察と成長が得られるだろう。

日記を書くことは、単なる記録ではなく、自分自身との対話であり、人生を豊かにする実践である。あなたなりの日記の楽しみ方を見つけ、充実した日々を過ごしていただければ幸いです。


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