12月1日📖日記【コーヒー屋さんと安心】
ひさしふりの日記シリーズです。
何度もリピートしたいコーヒー屋さんを
気軽に行ける距離で見つけるのは、結構キセキ。
私は、家でも豆を買ってきて、ミルで引いて淹れるくらい、コーヒーが好きなんだ....
だから、「好きなカフェ」と、「好きなコーヒー屋さん」は私的にちょっとニュアンスが違う。
「好きなカフェ」は、
内装の可愛さとかおしゃれさとか、スイーツの美味しさとか、コーヒーの美味しさ(平均的ならヨシ)、そういう複合的なもので、お気に入り店が決まる。
でも「好きなコーヒー屋さん」は、
圧倒的にコーヒーの美味しさと、落ち着くかどうか。
あと、ちょっとしたこだわりとか、気遣いとかがあるお店だと、さらに良い。
うちから徒歩5分のところに、
モーニングから夜までやっている、お気に入りのコーヒー屋さんがあって、
40〜50代くらいのイケおじがやっていて、無駄に話しかけてこないし、でも貴方が常連という事は分かりますよ、という雰囲気をさりげなく出してくれる。
私は営業職で、話す仕事をしているのに、
プライベートになると、カフェの店主とか、サロンのおねえさんとか、服屋の店員さんとか、そういう他人と全く話をしたくない。
根暗なのに、普段仕事でお客さんとニコニコ話をしているせいか、その反動がでている。
話しかけられると、失礼にはならないよう相手の1.5倍ぐらいの量で返答はしつつ、とにかく早く会話を切り上げる。(1.5倍という所が結局わたしの憎めないところですよね?!?←)
だからまずその点で、ここのカフェは居心地がいい。
でも、お店を出る時や、お代を払うときに、「 “いつも” ありがとうございます」と
一言添えてくれるのが好きだ。
あと、店主がかなりの映画好きらしく、
店内には昔の洋画のポスターやパンフレットなどが飾ってある。
映画オタク感が伝わってきて、それもいい。
好きな映画スターの若い頃の白黒写真とかを、写真立てに入れて飾っていて、
なんだか遺影みたいなっちゃってるのも面白い。
あとは、コーヒーを出すときに一人一人に、違うカップを選んでくれるのが好きだ。
これにはちょっとしたエピソードがあって、
私はここのカフェに一人暮らしを始めて少し経ってから通い出した。
つまり、わたしの男遍歴を見られている。(いや、覚えていないでほしいけど)
長く付き合っていた彼と通っていたあと、
別れてから遊んでいた期間のあそびんちゅと行ったこともある。(あそびんちゅって言い方うざいからやめて)
その後の、半年付き合ってたマジで最悪な元彼とも、結構な頻度で通っていた。
多分覚えられているであろう、わたしの元彼遍歴...
それで、今の彼と初めて一緒にモーニングに行ったとき、出てきたコーヒーカップを見て、
ちょっとにやっとしてしまったのだ。
彼とわたしのコーヒーカップが、色違いのペアセットだったの!!!今までその出し方されたことなかったのに!!!!
なんだか、めちゃめちゃ勝手な妄想ですが、
店主から「新しい彼?お似合い、おめでとう」と言われた気分になった。マジ。
だって、付き合ってなさそうな男女には、色違いでペアのカップは出さなくない?ていうか、今まで何度も元彼とも通ってて、出されたことない。
なんだか嬉しかった。祝福のようで。
夜20時までやっているところもお気に入りで、仕事帰りとか、疲れて一人になりたい時に寄っていたのだけれど、残念なことに改定されて19時までになってしまった。
流石に仕事終わりに寄るのは厳しい時間帯になったので、それだけが非常に残念!
でもここに住んでいる限り、通い続けたい私のベストオブコーヒー屋さん。
(彼が毎回言うけれど、店主はチョコプラの長田さんに似ているらしい。わたしは全く思わない。笑)
最近、彼がわたしの母と会った。
軽く挨拶というか、大それたアレではないが、いつもお世話になってます〜みたいなノリで。
それでこの前、実家に帰った時に、彼のことをどう思ったか、みたいな印象の話になった。
その回答が、とても嬉しいというか、母親だなぁという視点からの感想で、ちょっとびっくりしたのだ。
母は、
「とても喋りやすくて良い子だったけど、
1番良いと思ったところはそこじゃないの」
と言ったのだ。
なに? と聞くと、
「〇〇君(彼)の横にいる時の〇〇(私)が
今まで見たことないくらいリラックスしていて、家族といる時みたいに自然だったから」
と言った。
うわぁ...親だなぁ、と思ったと同時に
よくわかってるなぁ、と思った。
本当に感心してしまったのだった。
すごい。母親にはなんだかんだ敵わない。
たまに実家に帰ると、やっぱり一人暮らしをしてから、長くいるのは窮屈になったけれど、
「大人になっても誰かの子どもでいられる空間は、居心地が良くて貴重だなぁ」と思う。
親といる時も、とても安心してゆったりした気持ちになっているけど、
今の彼といる時も、同じような安心感がある。
安心って、こんなに心地よかったんだった。
気づいた。忘れてたなあ。
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