言葉で伝える大切さを教えてくれたのは
Xmasはいつだって、大好きな日で、
誕生日より、年末年始より、何よりも1番嬉しい時期だ。それは、 クリスマスにこれといったトラウマがないから、かもしれない。
今年も、12月に入ると既に浮き足立って、
部屋にツリーのタペストリーを飾り、クリスマス当日の予定を早々に彼と決めた。
街に出ると、ツリーのオーナメントを見たり、踊るサンタを見たり、街路樹が点灯したり、目が忙しくて、心が浮き足立って、幸せだった。
この時期になるといつも、小さなスノードームの置物を買おうか迷う。今年も結局買わなかったけれど、いつも「本当にいる?これ」と言う冷静な自分と、「キラキラしててかわいい....」と言う子どもな自分がせめぎ合う。
ちょっとしたプレゼントとして大切な人から貰いたいなぁ、と密かにいつも企んでいるけれど、なかなか気づいてはもらえない。
🎄 🍷 🎄 🍷 🎄 🍷
今年のクリスマスは、お互い誕生日が冬だと言うこともあり、プレゼント交換はなしで、いいレストランを予約してデートする、と言うことを提案した。
彼と過ごす、初めての冬が来た。
レストランは、イタリアンのコースで、雰囲気が堅苦しすぎず、でもちょっと背伸びしたお店、と言う感じで探すことにした。
クリスマスのだいぶ前から彼は、
『デート楽しみ』と事あるごとに口走っていて、
“こんなにもイベントを楽しみにしてくれる男っているんだ?!?” と私は驚かされた。
彼はとても洋服が好きでおしゃれなので、
当日のデートの服も、何にしよう!と事前から言っていて、私も、おめかししていく!と宣言していたから、余計楽しみにしてくれていた。
わたしは、普段あまり履かない短いスカートを履いて、全身黒に、赤いCHANELのリップ、女の子っぽいヘアアレンジをした。
彼は、スラックスにニットで、古着のテロッとしたトレンチを着ていた。
その日は、いつも以上に、何度もかわいいと言ってくれた気がして、クリスマスの雰囲気と相まって、余計に浮き足立った。
途中でピアノ演奏のおじさまが来て、クリスマスソングを演奏してくれた。
いつもよりちょっと薄暗くて静かな店内で、
シャンパンで乾杯をする時、
お互いグラスを合わせる音が響かないようにと、緊張してとても控えめにチーン🥂としたのが可笑しくて、嬉しくて、
なぜかちょっと幸せで泣きそうにもなった。
食事を終えて、帰宅途中に
最高のクリスマスだったね〜と話していた時、
彼が、今日でもっと好きになりました、と恥ずかしそうに言った。
こうやって言葉に出すの、本当は苦手なタイプだと知っている。
けれど、たびたび伝えてくれる言葉にわたしは、本当に救われて、幸せを貰っているのだ。
以前、わたしが彼について書いた記事を半年記念の時に、読んでもらったことがある。
半年記念に言葉のプレゼント、と言って。
この時、本当に喜んでくれて、これに対して返事をLINEでくれたのだけど
その時彼は、
『(私)が、ちゃんと言葉で伝えてくれて、伝えるのが得意な人だから、こうやって続いているんだと思う。ありがとう』と言った。
わたしは確かに、時間はかかるけれど、気持ちを言葉に起こすのは好きだし、得意だけれど、彼が言ったそれは、全然違った。
いつもなら、気持ちを相手に伝える前に言葉は自分の中で死んでいく。怖いから。
彼に伝えられるのは、
「伝えてもいいんだ、大丈夫だ」
と言う安心があるからだった。
それを作り出してくれている彼がいるから、
こういうわたしでいられるのだ。
🎄 🍰 🎄 🍰 🎄 🍰
クリスマスの日、2人の中の共通言語、の話になった。
付き合っている2人なら、少なからずあるだろう、2人にしかわからないノリとか、サインみたいなものだ。
その日、新たにその共通言語が増えた出来事があって、それを受けて
「こういう2人の共通言語増えていくの嬉しい。しょうもないことだけど」
と彼が言った。
わたしは、「そういう事を言葉に出してくれるところが嬉しい」と言った。
そう言うと、『言葉にする大切さは(私)から教わったので』と言ったのだ。
そういうとこだよ!!!って心の中で嬉しくて叫んだけれど、「こちらこそだよ」と思った。
こちらこそ、言葉にする大切さはあなたから教わりました。
いつも、真っ直ぐ向き合ってくれてありがとう。
🎄🍷
最高のクリスマス!!
※三重はちょっとホワイトクリスマスだったよ。みんなはどうだった?
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