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#79 「音楽と情熱」お気に入りのTED talk(1)

ご存知の方も多いと思いますがTechnology, Engineering, Designの頭文字を取りTEDというウェブサイトがあります。 日本語字幕や再生速度の変化をしながら聴くことで、英語のリスニングにもなります。自分の興味のある話題を選べば、日本語で聞いていても面白い内容を英語で聞けるという、”一粒で二度美味しい”時間が過ごせます。

一番のお気に入り

クラッシック音楽指揮者であるベンジャミン・ザンダーさんの、”漫談”の様な楽しいプレゼンテーションです。単に笑えるだけでなく、なるほどと思える話や、泣ける話が満載です。ネタバレになるのであまりかけません。お時間があれば、一度ご覧になることをお勧めします。数あるTEDの中で、私が見た中でベスト10の一位です。

「絶望」or「好機」?

冒頭の一つ目のエピソードで、グッと惹きつけられます。

皆さんの多くは、1900年代にアフリカに行った 靴のセールスマンの話を知っているでしょう。そこで靴が売れる見込みがあるかどうか調べるために 送り込まれたのです。彼らからマンチェスターの事務所に電報が返ってきました。彼らの一人はこう書きました:「状況ハ絶望的 中止セヨ 誰モ靴ヲ履イテオラズ」。 もう一人は書きました:「素晴ラシキ商機ナリ マダ 誰モ靴ヲ履イテオラズ」。 (笑) 

20分間のプレゼンは、あっという間に過ぎます。

話の間(ま)

このTEDスピーチがすごいなぁーと思うのは、彼自身が、自分のスピーチの”譜面”を作成していて、”ピッチ”や”アクセント”や”転調”などなど、まさに”作曲者”であり”指揮者”であり”演奏家”であることです。「休符」である無言の間(ま)も設けてあり、「頭を振りながら」「お尻を半分浮かしながら」話を進めていきます。

Shining Eyes !

一通り最後まで聞くと、”Shingin Eyes”という締めくくりのキーワードを繰り返し、満場の拍手の中で壇上から降ります。いつか、あんなスピーチができたら、きっと幸せな人生だなーと、自分も周りのみんなも思えることでしょう。TEDの中の彼のスピーチを見ていつもそう思います。多分、今までに30回ほどは見返したり音声だけを聴いたりしています。いつもこれを聞くと、自分も頑張ろうと思えます。 Shining Eyes!!