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今朝はなにが出る? 魅惑の30秒スピーチ💘

イノシシに鶏。
朝からすごい話が飛び出してきたぞ。

私も思い出したことを書こうっと(笑)

人吉(熊本県)で、「命をいただく 食育」を学んだ。

先生が、
「この子は我が家で飼っているニワトリです。子供たちと一緒におおきくなった、家族同様に暮らしてきた女の子です。名前もあります」
そんな話から始まり、

「お父さん、今日この子連れて行っちゃの?」
「そうだよ。」
そんな会話で家を出た、という話を聞き、心が動く。

大きな木にひもでつながれていて、すごく元気に動いている。

ツアーで一緒の子供たちが、ニワトリを抱かせてもらって、キャーキャーとはしゃいでいる。


そして、時はやってきた。
先生がニワトリをつかむ。バタバタと暴れる。
手で、そっと目を隠す。

観念する様子が見て取れる。ニワトリが覚悟を決めた。
すごい一瞬だ。

「一番苦しまないところに刃を入れます。」
絶妙だ。本当に暴れない。
そして、静かに命を終えた。
みんな、息をのんだ。目をみはった。

静寂が突然やってきた。

お湯を沸かした鍋に鶏を入れた。
さっきまで真っ赤だったトサカが、白くなっている。
本当に命がきえたんだ

そしてみんなで羽をむしった。
なんとも言えない感じ。
羽ってこんな風に抜けるんだ。

みんな神妙な面持ち。

先生が明るく
「だいぶ静かになっちゃいましたね。でもここから先、皆さんどんどん元気になりますよ!」

大きなまな板に鶏をのせて、手際よくさばいていく。

これは心臓。
これは砂肝、おいしいところですね。鳥は食べ物を丸呑みするので、食べ物を砕くという作業をします。それが砂肝って呼ばれるところなんですね。こうやってすり合わせて、、、なんて説明も入る。

これから生まれようとしていた卵も出てきた。新しい命だ。
ここで、また命をいただく、を実感する。

作業が進むにつれ、神妙にしていた観客たちがどんどん明るい表情になっていく。

なんだか、身近になってきたぞ。スーパーのお肉売り場で見る光景だ。
胸肉、ササミ、手羽、、、

なんだ?急におなかがすいてきたぞ。



そして、待望のバーベキュー
お肉のコリコリ感はこれまた初体験。
ただの塩コショウをかけただけなのに、味も本当においしい。絶品すぎる!!!


これが本当に自然の中で育った「平飼いのニワトリ」です。


人間はいろいろな「命」をいただいて、生きている。



朝活仲間からのスピーチで「命をいただく」を改めて思い出し、考えることができた朝でした。

感謝ですね。ありがとうございます。








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