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Yコンビネーターが実践する投資されるStartupアイデアの作り方

閲覧いただき有難うございます、10日間に渡ってお届けするY Combinatorに関するnoteの1日目です。こちらは多少口外したくない情報なので有料にしております。元ウルトラマン隊員CEOの三好真です、皆さんもY Combinatorに関しては聞いたことがある人も多いかもしれません。Y Combinatorとはシリコンバレーにある有名なスタートアップアクセラレーターであり、2005年より開始したStartupの支援事業も今では数多くの有名企業を輩出するに至っております。

例えば、2009年冬に同組織を卒業したバケーションレンタルサービス「Airbnb」の創業者であるBrian CheskyやJoe Gebbia、Nathan Blecharczykや2009年夏に同組織を卒業したオンライン支払い処理のシステムプロバイダー「Stripe」の生みの親である2人の兄弟のJohn CollisonとPatrick Collisonなどが挙げられる。他にもDropboxやReddit、Coinbase, Docker, Twitch, Flexportなど日本人起業家なら知っていそうな有名企業が並んでいる。今日はそのY Combinatorが行う講義の中で「Startupのアイデアを彼らが評価する方法」について触れていきたい。

投資家へプレゼンする際の基本条件や刺さる内容とは何なのか

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一重にそれは「Growth=成長」であり、それはStartupには欠かせないエッセンスである。成長速度が他の小規模企業に比べて非常に早い事業であると想像させることが大事である。また、Startupのアイデアとは仮説思考からくるものであり、仮説を投資家に納得させる形で示せるのかと言うのが鍵になってくる。仮説を立てるには3つのプロセスから成り立つ。最初は「Problem=問題点」であり、マーケットにおいてどの様な問題を解決したいのかを明確にするのは「Initial Condition=初歩的な条件」である。2つ目は「Solution=解決策」であり、どんな「Experiment=研究成果」を出すことによってProblemを解決できるのかと言う点に尽きる。3つ目は「Insight=見通し」であり、あなたが行うExperimentがなぜ結果として成功に導かれるのかを説明できるかどうかと言う点である。上記3つの点に関しては、Y CombinatorのパートナーであるKevin Hale氏が誰かのピッチを聞く時には必ず聞いている点だと公言している。

上記に関して、もう少し具体的に掘り下げていきたい。まずProblemに関してであるが、できるだけ問題と言うのは多くの人が抱えている、つまり「Popular」である問題であることが望ましい。また、その問題というのは時系列的にみてこれから抱えていく人もまた増えていく可能性が高い、つまり「Growing」していく問題と言うことが挙げられる。その上、その問題というのはなるべく早く解決する方が望ましい、つまり「Urgent」な問題と言うことが挙げられる。そして、その問題を解決するのは容易ではないことが望ましい、つまり解決するのが「Expensive」であると言うことが挙げられる。追加して、その問題を解決するのは義務的であると考えられるのが望ましい、つまり「Mandatory」に解決すべき問題であると言うことが挙げられる。最後に重要なのは、問題を抱えている人は一度だけでなく何度もその問題に直面する可能性が高いと何度も解決するチャンスがあると言うことであり、つまり「Frequent」に抱える問題であると言うことが挙げられる。

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