瀬戸内国際芸術祭 2022 春会期|1日目 犬島編
-はじめに-
瀬戸内海に浮かぶ島々を中心に2010年から始まり、それから3年ごとに開催されている「瀬戸内国際芸術祭」。私が初めてこの芸術祭に足を運んだのが2013年のことで、そこから瀬戸内にすっかり魅了され、2016年、2019年と続き、今年で4度目を迎えることとなりました。アート作品の数々はもちろん、そこで暮らす島民の方々、芸術祭を運営されているスタッフの皆様、瀬戸内海という静かで温暖な気候(季節ごとに異なった顔を見せる海が素晴らしいのです)、豊かな自然と海の恵み。その他、言い出すとキリがないほどに魅力たっぷりなこの場所この催し物を一人でも多くの方に知っていただけたらと、微力ながらではございますがお届けしたいと思っています。
つたない文章(その為、写真多めです。笑)ではございますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。ス、スタート、、!
宝伝港
自宅(大阪)から車を走らせること約3時間、宝伝港(岡山)へ到着。
宝伝港近くにあるパーキング(500円/1日)に車を停めて、予定の船まで時間に余裕があったので、港周辺をしばし散策することに。
【立ち寄りスポット】
📍宝神社
犬島
【時刻表】
宝伝港発(11:00)⇒犬島着(11:10)
乗船券を購入し、犬島に向けいざ出港!
犬島までは約10分間の船旅となります。
石炭を彷彿とさせる漆黒の建物「犬島チケットセンター」がこの島到着の目印。この日は天候に非常に恵まれたので、漆黒の建物と雲一つない青空との対比が見事でした。
チケットセンターへ立ち寄り受付と検温とお手洗いを済ませ、いよいよ犬島散策へ。
犬島は比較的小さな島で平坦な地が多いので、徒歩での散策が基本となります。
この島へは過去に何度か足を運んだことがありますが、春会期は今回が初めて。私が訪れた5月上旬には島のいたるところに花々が咲きこぼれていて、まさに「島まるごと植物園」。アート関係なしでも来たくなるような、そんな魅力ある島がこの犬島です。
今から100年以上前の大正の頃は銅の精錬所として栄えていた犬島。現在は、利用しなくなった精錬所の遺構を保存・再生し、「犬島精錬所美術館」として生まれ変わりました。
美術館へと続く門扉の錆(錆加工?)の味たるや。ここを通る瞬間がたまりません。
漆黒の煉瓦が幾重にも積み重ねられた道を辿って、あっという間に建物の入り口へと到着。スタッフさんから説明を受けて、重厚感のある扉を開けて美術館の中へと歩みを進めます。
しばらく薄暗い(もはや暗い)通路が続くのですが、錯覚を利用した仕掛けもあってなかなかスリリング。心静かにさらに歩みを進めます。
ややあって開けた空間に常設された作品数点を鑑賞し、次に扉を開ける時にはこの薄暗い空間ともおさらばです。その後、ミュージアムショップに立ち寄り外の空間へ。
どこまでが美術館の空間なのか把握できないくらい自然を包括したつくりになっているので、建物を出てからも見応えありです。かつて精錬所時代に利用されていた煙突が数本そびえ立っているのですが、これまたかっこいいのです。
「犬島精錬所美術館」を後にし、美術館近くに点在する〈家プロジェクト〉を鑑賞。
写真はありませんが、その他にもオラファー・エリアソンさんが手掛けた〈I邸/Self-loop〉も。
この作品の近くにある「ukicafe」さんでお昼ごはんをいただくことに。温かく素敵な店員さんが出迎えてくださります。古民家を利用したお店で、縁側から吹き抜ける風を浴びながらいただく昼食は贅沢そのものでした。
【立ち寄りスポット】
📍ukicafe
お腹を満たし、さらに歩みを進めます。
島全体がすでに植物園な犬島ではありますが、ちゃんと植物園(兼作品?)も存在します。
自然と動物でたくさん癒された後、路地をくぐり抜けてチケットセンターへと戻ります。
帰りの船を待つ間、犬島チケットセンター内にあるカフェにて小休憩を。やまもものアイスをいただきました。冷たさと酸味が身体の節々まで染み渡っていく美味しさでした。
犬島発(15:35)⇒宝伝港着(15:45)
これにて犬島散策は終了。
続いては宇野港へと向かいます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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