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「生きづらい」を「生きやすい」に変えたい! 克服したこと:混合性不安抑うつ障害、迷走神…

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「生きづらい」を「生きやすい」に変えたい! 克服したこと:混合性不安抑うつ障害、迷走神経反射、自律神経の乱れ 30代医療系会社員。 目標:発信を通してみんなの生きづらさを少しでも軽くしたい。

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    力作だなって自分で言っちゃう記事です。

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【イラストエッセイ】苦しみのほどきかた

はじめに苦しかったことがたくさんあった。 あまりに自分が周りと違いすぎて、社会生活を海に例えるなら、泳ぎ方を知らない魚のように毎日溺れていた。 息苦しい。泳ぎ方、生き方を知りたい。 私はたくさんの網や糸に絡まっているようだった。それは「固定観念」とか「認知の歪み」、「歪んだ自己認識」というものだった。 自分を縛る固い結び目をほどくように、一つひとつ解いていく必要があった。 本を読んで、知識系のYouTubeをたくさん観て、なんで自分が生きづらいのか、なんでわざわざ生き

    • 自分が嫌いなのは、自分を知らないから

      今より若いときの私は、とにかく私が嫌いだった。 「嫌悪」という言葉がぴったりくるくらい、見た目も考え方も行動の結果も失敗も何につけても生理的に無理だった。 「ほんとうはこうありたいのに、どうしたらいいのかわからない」といった具合に、ロールモデルはあるけど頭や体がそこを目指した考え方や行動を知らないから、うまく自己実現することができなかった。 例えるなら、高橋愛ちゃんみたいにおしゃれな人になりたくて目指しているのに、なぜか自分には合わないオーバーサイズやぴちぴちすぎる洋服を

      • 自分軸で生きるってどういうこと

        自分軸で生きるってどういうこと とある動画配信サービスのオリジナル番組で、一人の男性が多くの女性の中から運命の相手を見つけるという恋愛リアリティ番組がある。あるシーズンで、選ぶ側の男性が常にこんなことを言っていた。 「家族を大事にしている人がいい」。その方自身が家族を大事に想っているからで、同じ価値観の人がいいという意味だったと今ならわかる。 でも当時の私はショックを受けた。 「家族を大事にできないと結婚しちゃいけないの?」 家族に傷つけられてどうしても大事にできない私

        • あなたを苦しめるのは育った家庭の価値観かも

          あなたを苦しめるのは育った家庭の価値観かもYouTubeで若い夫婦と小さな息子さんのチャンネルを見つけた。息子さんは「坊や」と呼ばれている。 おとぎの世界が気になるような感覚で、「家族」という集団がどんな形であれば健全なのか知りたくて見ている。 ある回で、坊やくんが朝ごはんを作るシーンがあった。 「ぼくやる!」 と率先してホットケーキをつくる。小麦粉や混ぜたタネをこぼし私はひやひやした。無意識に「これは怒られる」と思ったから。 『こんなに汚して〜!』 『あー違う違う!もう貸

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          「趣味:落ち込むこと」だった

          「趣味:落ち込むこと」だった私は「落ち込むこと」が趣味であるかのように、いつもそっちへ走っていた。 すぐに落ち込んで、坂を転がるように奈落の底までとことん落ち込む。今思えば、それが一旦気持ちをリセットする役割も果たしていたのかもしれない。落ちるところまで落ちればあとは上がるしかないから。 でも、落ち込んで泣いて、それが解決に繋がったことがあるだろうか? 「落ち込む」ことを数えきれないくらい繰り返して何年も続けて、そのうち自分に嫌気が差してきた。 もしかして落ち込んでる

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          大事なのは失敗のその先

          大事なのは、失敗のその先 実家では一度の失敗でよく怒られた。 4、5歳くらいのとき、おねしょで目が覚めたときのエピソードがわかりやすい。 夜中の2時だった。おねしょをしてしまった私は寒い廊下をトイレへ連れてかれ、そこで突然、パンッとお尻を叩かれた。 びっくりして子どもながらに「なんで叩いたん?」と聞くと、母にこう言われた。 「おねしょしたから」。 たった一言で、理解するのに時間がかかった。 どうやら「おねしょをしたこと」=「失敗したこと」自体が悪かったらしい。 防ぎよ

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          もちろん、誰にでも断る権利がある

          もちろん、誰にでも断る権利がある 「断る」ということは結構ハイカロリーな行動に感じるけど、断ることも大切な自分の人生メイク(ヘアメイク的な私の造語)には欠かせない。 5歳くらいのとき、ばあちゃんと地域のフェスティバルにでかけた。 ばあちゃんは配られていた風船を受け取り、私に握らせてくれた。 実は当時、私が一番恐れていたものは風船だった。バーンと破裂する怖さ、ちりぢりになる切なさ。ほんとうは貰いたくなかった。 でもばあちゃんの懇意を踏みにじることのような気がして、口に出せな

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          【不安は敵?味方?】不安を乗り越える4つの知識

          不安でいっぱいになっている状況を、何とかしたいと思ったこと、少なからずあると思います。 不安で胸がかきむしられるような気持ちになると、もうどうしようもできないですよね。 不安の内容は人それぞれですが、筆者が抑うつのときに知ってとても救われた考え方、不安になった時に知っておきたい科学的根拠のある知識を4つご紹介します。 不安は太古の昔から、人間の原動力人類が誕生して20万年が経ちますが、文明が発達した現在でも唯一変わらないものがあります。それは、進化心理学によると、人間の行動

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          【他人軸はつらい】他人軸がつらい理由、自分軸で生きる方法

          以下が思い当たる方は、是非先を読んで知ってほしいことがあります。 そういう方は、「他人軸」で生きているかもしれません。 他人軸で生きることは、実は日々苦痛を生みます。 周りの影響を受けやすく、その都度考え方や行動が変わり、その変化に自分自身が疲れるからです。過去に、肯定の言葉よりも否定の言葉をたくさんかけられた人は、他人軸になりやすいです。 他人軸の対義語が自分軸なのですが、自分軸で生きるだけで、気持ちがとても楽になります。 自分軸、他人軸とは自分軸とは、自分の中に確

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          15年間私を無視してきた父親が倒れた

          家族に苦手意識を持っている人は、案外いっぱいいる。 生みの親を悲しませてはいけない、家族は仲良くしないといけないと言われることが多いけど、親といることが苦しい人もいる。 そんな親が体調を崩して寝込んでしまったら、どうしたらいいだろうか。 おいそれと会いに行けない理由がある。 そんな「普通の家族」像の押し付けに、ずっと苦しんできた。 実家を出て10年になる。 連絡先は母親のしか知らない。その母親とも折り合いがいいとは言えず、飛行機を乗り

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          【抑うつだった私が自己肯定感を上げてきた方法】④環境を変える

          以前私は、抑うつを克服するために環境を変えることの重大さをブログに書きました。 ▼過去の記事 この時は私の体験談が中心でした。ブログを始めたばかりだったので、ちょっと読みにくかったかと思います。 改めて、環境を変えることがなぜ自己肯定感のアップに繋がるのかに焦点を絞って書きます。 自己肯定感を上げるために、こういう環境からは逃げよう はじめから自己肯定感ができあがっている人は、周囲から理不尽なことを言われても、「あー、何か言ってるな。でも私はこれでいい」と自分の心を

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          【幸せになりたい】今が不幸に感じるのは人間の本能

          不幸を感じやすいのが人間の本能人間は不幸を感じやすい生き物らしいです。 極端な話、例えば私たちがミーアキャットで、ここがサバンナだったとします。 「あ〜、幸せだ〜」 とぽやや〜んと生きていれば、ライオンに喰われますよね。 いつも最悪の事態を想定して直立で見張りを立てているからこそ、有事のときも逃げられます。 人間も種の存続のため、生き抜くためのリスク管理や将来の準備をしやすいよう、不安になりやすく、不幸を探すのが得意になったそうです。 私たちが不幸を感じやすいのは、今

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          【抑うつだった私が自己肯定感を上げてきた方法】③気にしない

          このnoteは、【抑うつだった私が自己肯定感を上げてきた方法】その3です。 その2では、「落ち込むルート」「気にしないルート」を無意識のうちに選んでいた、という話をしました。 他人から言われたこと。 自分で失敗したこと。 自己肯定感が下がる要因は探せばいっぱいあるけど、 それで「落ち込む」か「気にしない」かは、自分で選んでいました。 気にしないようにするには、どうしたらいいか? について、深掘りしていきます。 敏感に捉えすぎない 捉え方の違いだったんですよね。

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          高校時代の彼氏に「君みたいな人が日本をダメにする」と言われたけど、あながち間違ってなかった

          【これは2022年7月8日の話】 全身がしびれるような感覚になったのにびっくりして、共感の範囲を狭めようと思った。 銃が許されていない日本でこんなことが起こるなんて、暴力で黙らせようとするなんて、怖すぎて震えた。 たまたま休みで、長い時間テレビの速報を追っていた。 Twitterのトレンドも埋め尽くされて、経緯や経過が知りたくて見漁っていた。 しばらくすると追っていくごとに脱力してきたので、ブレーキをかけないとと感じた。昼過ぎにはテレビもTwitterも閉じて、本を読む

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          【自己肯定感】低いです、って自分から言うのモヤモヤする

          「自己肯定感が低い」という言葉に、最近引っかかります。 自分が容易に「自己肯定感が低い」という言葉をつかうことにちょっと違和感を覚えるようになりました。 (あくまで、「自分が」です!) 本当は今回、抑うつを克服するために今までやってきた「自己肯定感を上げる方法」をテーマに、ブログ記事を書こうと思ったけど、最近なんとなく「自己肯定感が低い」という言葉を使おうとすると、「げっ」と引いた気持ちになります。 なんでだろう? もちろん、自己肯定感が低い人のことを否定しているわけで

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          自分に自信を持つためのマインド5選

          「自信を持ちなさい」と言われ続けた人生でした。 ことあるごとに言われるので、 「うるさいよ!わかってるよ!」 「自信を持つって具体的にどういう状態よ!」 と「自信を持ちなさい」のゲシュタルト崩壊を起こしてキレていました。 どうしたら自信が持てるのか? 私なりに克服した方法について書こうと思います。 「自信を持つ」のゴールは人それぞれなのかもしれない、とも思いましたが、私の場合は人からとやかく言われるストレスや、自分を嫌悪するストレスからは解放された、という状態まで辿り着い

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