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我が家の絆

こんにちは、愛音です

仲良し親子。絆が深い。信頼しあってる。
そんな風に言われたり、思われたりする我が家。

嘘ではなくて、仲が良いのは本当。

でも初めから絆が深いとか信頼し合ってた訳ではなく。
絆や信頼が深まらないと乗り越えられなかったから。
だから家族それぞれが頑張ってくれた。

家族が好き勝手してバラバラの思いだったら
我が家はとっくに離散していた。

ある日、娘が妹が、不登校になり、児童相談所へ行くことになり、でもそこでは対応するには難しい状態と判断されて精神科へ行くことになった。

え、児童相談所?うそ、精神科?
そんなところ実在するの?あれってドラマでの架空設定じゃないの?
そこに娘が、妹が、行くの?

私の状態は誰が見てもおかしかった。
鬱や不眠、自傷行為、情緒不安、顔つきもおかしい。
目は合わせない、常に虚ろ。
笑顔になる時は家族を安心させるときだけ。
つまり嘘の笑顔のみ。

そのせいか誰一人「そんな場所には行かせない!」
なんて言わなかったらしい。
むしろ、精神科に行くことで愛音が愛音になるのなら行かせよう。
家族のみのサポートでは愛音を救えない。
世間体とか気にしていなかった。
世間体を気にしてる間に愛音がどんどん愛音でなくなる。
こちらのほうが家族は怖かったらしいです。

家族だけでは愛音を救えない

この決断を早くにしてくれて良かったです。
精神科に通って診察とカウンセリングを受けることで、私は心の内を吐き出す場所を外の世界に見つけられた。
専門的サポートを受けることが出来た。

ただすぐに良くなることはなかった。
今も不安の波や鬱にもなる。
それでも家族は20年以上【普通ではない愛音】を見ている。
同世代とは心の状態が違うこと。
普通に、普通なら、がなかなか通用しないこと。
家族のサポートより主治医と話すことでスッキリすること。

でも家族だから必死に頑張る私の姿も見ている。
周りより繊細なのに挑んだり。
周りより挫けやすいのに諦めなかったり。
それによりやっぱり泣いてしまったり、
鬱になってしまう。

そんな時、家族は慰めない。
いつも、いつも、優しく慰めたりなんてしない。
慰めずに今を認めてくれる。
よくここまで頑張った
自分へ挑戦できたことが凄いと褒めてあげな】

慰めずに認める、これが我が家の絆だと思う。
私、という不完全で不器用な存在を認めてくれる。

家族みんな本当に頑張っているんですよ。
頑張って、頑張って、今の形になりました。
きっとこの先も形は変わっていきます。
だけど私の今、を認めてくれる姿は変わりません。

時間を掛けて今の幸せがあります。

*愛音*

2024/04/10
明かりをつける方法は1つじゃないし
1人でつける必要もない
不安でいいし怖くてもいい
守りたい人がいるなら
暗闇が怖いのは当然です
一緒に方法を見つけられますように

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