うっかり戦争映画を見てしまった
「ヒトラー最期の12日間」。しばらく前に見て、もうすっかり内容までは忘れてしまっていた映画。
覚えているのは、ヒトラーとその妻が死んで、遺体が運ばれるところ。このシーンはすごく覚えている。
ちなみにこの映画には、ミームに使われる有名なシーンがある。興味のある方は、タイトルで検索してもらえたらすぐに見つかるかと。
ミームを見ていた頃、それがどんなシーンなのかを知らなかった。でも今日また改めて探して見たりして、話の重さを思い出した。
戦争映画は、なかなか好んで見ようとは思わない。だからこそ、こうしてテレビで流れていることが大事なのかもしれない。
映画もほとんど観ない私が、今日この映画を久しぶりに観たことには意味があるのだと受けとっている。
戦争映画を見る
この映画を観たあと、なんとも言えない気持ちになった私は、思わずFilmarksを開いた。なぜ開いたのかは、自分でもよくわからない。
感想を読み漁っていたら、こんな感想を見つけた。
ふむ、と、なんだか見流せない感想だった。ずしーんと思い映画を観てしまった私の気持ちを、この言葉で救いたいのかもしれない。
映画をみて心は重くなったけれど、なぜそう感じるのかが私にはわからなかった。
残酷なシーンが続くけれど、急に0から100に跳ね上がるほどの残酷なシーンはなかったように思えたからかもしれない。
何をこんなに重く感じているのか、わからないから答えを探したくて、Filmarksを開いたとも言えそうな気がする。
うっかり戦争映画を見てしまった
ひさしぶりに見た戦争映画。こういうのは、心して見ないといけない。余ったエネルギーのあるときに見ないといけない。後からそう思い出した。
ベルリンの歴史に惹かれて、私はベルリンに住んでいる。学んでも学んでも終わりがないことが、私の知的好奇心を刺激しているのだと思う。
でも歴史は、この地にある戦争の歴史は、そんなに生やさしいものではない。たくさんの命と人生の集団であることを、私は忘れてはいけない。
「ヒトラー最期の12日間」という映画は、正直ヒトラーと言う人物に対してやさしすぎるように思う。
初めて見た時の私は知識がいまよりもかなり少なかったから、きっとこの映画をみて、ヒトラーにある種の同情をしたような気がする。
でも、彼とその側近たちが行ったことは、同情で済むようなことではない。そして、その償いはドイツのその後の世代の方たちがずっとやっている。
うっかり戦争映画を見てしまった。たった数十分だったと思うのだけれど、しっかりキツさを受けとった。
Filmarksには、こんな感想も複数あった。「(この映画は)しっかりキツい」と。
映画の中で淡々とたくさんの人が死んでいくから、なんだかすらすらっと見てしまうけれど、やっぱり人が死ぬのを見るのは辛いよねと思った。
辛いと感じるのが、私だけじゃなくて安心した。
うっかり戦争映画を見ることも、大事なのかもしれない。今日この映画に再会して、ぐるぐると考えているいまの体験は、私にとってとても大事だ。
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