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韓国の家を出たから、早く家族に会いたい

昨日・今日と急いで準備をして、7か月住んだ家を退去してきた。

最後まで学校の友人たちに会って、たったの3〜6か月の仲なのに色紙までもらってしまって、なんて幸せな期間だったのだろうと思いながら。

留学の終わりにこんな未来が待っているとは、まったく想像をしなかった。


居場所を手放すこと


ゆっくりと心の準備をしてきたからか、いまの私には「ここにもう少しいたい」という気持ちはない。

だけどやっぱり、明日からの生活に韓国語があふれないことは心から寂しい。泊まっているホテルで、さっそく韓国のテレビ番組を見ている。


家を出て、荷物を持ってホテルへの電車に乗っている時、ああ、私はなんて真面目に日本に帰ろうとしているのだろうと思った。

なんの疑いもなく、ほぼ無意識的に電車に乗る私。

家を退去する準備だって、先週の旅行や昨日のお別れ会の疲れでめちゃくちゃに眠たかったけど、頭は半分寝ながらもあちこちに出向いて終わらせた。

私のホームに戻るために、仮の住まいだったこの場所を発つことを、なんの疑いもなく真面目にこなした。

そんな昨日と今日だった。


早く家族に会いたい


韓国の家を手放したいま、私は早く家族に会いたい。

昔なら韓国から家まで1日で帰れたけど、コロナのある今は1日で家までは帰り着けない。

実家は田舎だし、まだ今月までは入国時にPCRが必要。だから家族に会えるのはもう少し先。親やおばあちゃんの顔を早く見たい。


一緒にいることがもの珍しくて、ただそれだけで楽しいと感じる時間はすぐに終わるのだと思う。

その先は「家族と空間を共にする」ことの難しさに直面するのだろう。

だけどそれでも、まずは母や祖母と一緒にいられる時間を楽しみたい。3人だけだから話せることもあると思う。


もちろん父や弟とも話したい。お互いに口下手なので普段はあまり話さないけど、次にじっくり話せるのがいつになるかわからないから。

オンラインが身近になったいまだけど、オフラインだけにある良さも味わっておきたい。


だから私は、早く家に帰り着きたい。家族に会いたい。

物理的な距離のある生活をしているからこそ、湧いてくる願いだと思う。今の私は、家族に会えることがとても楽しみ。



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7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️