韓国ドラマでリハビリをし、ドリカムの曲に癒される

私はドラマというものが好きではない。映画も滅多に見ない。

なぜかといえば、目の前の現実のほうがもっと面白いから。とか、もっともらしい理由をつけて、映像というものをあまり見ずにきた。

（ネットサーフィンは1日に何時間もするので、映像を見ない理由なんてものは正直ない。）

そんな私が、ここ数日は1日1本以上のペースで韓国ドラマを見ている。韓国ドラマは日本のドラマの倍ほどの長さがあるのに、だ。

私は韓国ドラマもほとんど見たことがない。私が見た韓国ドラマは、31年生きたうちに、たった1シリーズだけ。それも必要に迫られてのこと。

SNS依存症の私が、Wi-Fiのないソウル-フランクフルト線に乗った時。13時間を乗り切るために選んだのが韓ドラだった。

そんな私が、自ら選んで韓ドラを見ている。

何かといえば、きっとみなさんご存知の愛の不時着。絶対に見ることはないだろうと思っていたけど、（悪役を除いて）もう登場人物みんな大好きだ。

ドラマや映画は見始めるのは億劫だけど、見たら作品も登場人物も好きになる。もっと見ればいいのに、とも思わないけど、私にとってはそんなものだ。

韓国ドラマでリハビリをする

なぜ急に韓国ドラマを見始めたのかといえば、久しぶりに恋愛というものに触れたくなったから。

コロナが発生して3年。私はこの3年という時間を、私の人生を変えることに使ってきた。

最初の1年はうつな会社員。次の1年は退職と新しい仕事の準備。直近の1年は韓国留学とドイツワーホリ。

私は、私の人生を変えることに忙しかった。

そんな私が、やっと私自身のこと、自分の内側に向き合えるようになった。

いまの私なら、そろそろ恋愛もできるかもしれない。そう思えているいまが、きっとベストなタイミングなのだ。

だからまずはドラマから始めた。

フライト時に見たシリーズをもう一度見れたらよかったのだけど、Netflixから消えてしまったようで見れなくなってしまった。

だから、おすすめしてもらった愛の不時着を見ている。

ドリカムの曲に癒される

日本を離れて母国語以外の言葉での生活をしている私だけど、「母国」という存在はいつまでも切り離せないのだろうと思う。

今日もドラマを1話見て、タブレットをオフにした後。私は、聞き覚えのある曲が急に聴きたくなった。

曲名はわからない。でも、ドリカムの曲ということだけはわかる。なぜなら私が日本で生まれ育って、その曲に触れて生きてきたから。

iPhoneでApple Musicを開いてドリカムを探す。ジャケ写とタイトルで、これっぽいと思った曲をおす。一発で当たった、やっぱりこれだった。

無垢な歌詞に癒される。私はいつからこんな気持ちになっていないだろう。もうしばらく、ちゃんとした恋愛をしていない。

愛の不時着を見て、ドリカムを聞く。夜にこの2つがそろうだけで、エモくなるのは必至のこと。

こんな生活をしていたら、また私は「これだけで私の人生は充分だ」などと思ってしまう。いや、確かに幸せで充分なのだけれど。

私の幸せはこの程度だと、自分で制限をかけたくない。私の願いは、いつだって私が叶えると決めている。

私はいまでも充分に幸せ。それを私が知ったうえで、他の幸せも許そうと思う。勝手に私が制限をかけないように。

当分の私の目標はこれなのだ。