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60代の母が、「人生で初めて投票の相談をした」と言った日

7月10日は、参議院選挙の投票日。私は帰国後の日数が足りなくて、今回の選挙では投票ができない。

その代わりに、私にできることとしての発信をした今回の選挙。

いくつかのアカウントで投稿をシェアしたり、家で毎日何かしらの政治の話をしてみたり。身近にある方法で、無理のない範囲で、「話題に出す」ことをしてみた。

そして、家族に付き添うことになった期日前投票の日。

母が「人生で初めて誰かに相談する」と言いながら、誰に投票するかを私に相談してくれた。私の半径5メートルで、影響ができた。純粋に、嬉しい。


危機感が強かった


少し前に、こんな記事を書いた。


いまの私に、日本はすごく危ういように見えている。

いまでも既におかしいことはたくさんあると感じるけど、未来はハッキリ言ってかなり危ういのではと思う。

30代の私たちの、祖父母世代の余生は安心かもしれない。でも、父と母の世代は、正直そうは思えない。

私たちの世代は、悲しいけどきっと難しいと思う。私たちの子世代のことは、もう想像もつかない。


だから私は、いまの私にできる行動をする。

そう決めて過ごした、この10数日。SNSでの投稿のシェアとか、家族の会話に政治を持ち込むという方法で。

リアルな友人や知人とも繋がっているアカウントも使いながら。

「こんな発信をしたらどう思われるか」という気持ちは正直あった。

それでも現状の何かを変えたいのなら、「誰かが投票先を選ぶヒントをそっとおすそ分けする」ことだけでもやろうと決めて、できることをやってみた。


60代の母から、人生初の相談を受けた日


「誰に投票する(した)かは、誰かに言うものではない」。

私は昔から、こう言われて育ってきた。いつ言われたか思い出せないくらい、幼い頃からこの価値観は根付いていた。

この言葉は、家族から言われた。

だから、この価値観を持った母が、人生で初めて「誰に投票するか」を相談してくれたことは、すごく大きなことだと思うのだ。


私には、インフルエンサーのような影響力はない。私の話に耳を傾けてくれるのは、ごく一部の方だけ。

せいぜい影響が可能なのは、私の半径5メートルくらいのこと。

でもその5メートルで、母が反応をしてくれた。そして実は母以外にも、SNSで反応してくれた人たちがいた。


今回行動してみて実感したのは、みんな「政治に興味がない」とか「行動をしたくない」わけではないのだということ。

「情報にたどり着けない」結果、「問題に気づかない」から、「どこに投票するかを決められない」。こんなことが起きているのだと受けとった。


これは正直私も同じ。私が目にした情報からしか、問題には気づけない。

でも、気づいたもののうちだけで行動をしてはいけない、なんてことはない。

だから私は、できる範囲のことをやってみた。「情報のおすそ分け」という形で。

参院選の結果がどうなるか、今後の日本がどうなっていくか。いまはまだわからないけど、できることはやれたと思う。

あとは結果を、しっかりと見たい。



7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️