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大学生ぶりに、髪を自分で染めた日

大学生、日々の出費にまだドキドキしていた頃。私は自分で、髪を染めていた。

お風呂に入るついでに、買ってきた染髪剤で髪を染める。面倒だけど、そうすれば安く済むから。なんとか工夫して、自分ひとりで染めていた。

社会人になってからは、手間をお金で解決するほうが圧倒的に大事になって、自分で染めることはなくなった。

でも今日は、学生ぶりに自分で染めた。全体ではなくて、インナーカラーのみだけど。

でもこれは、会社員を手放しているいまの私にとって、とても大事な体験。


髪はサロンで染めるもの


会社員の頃の私、もといお金をふんだんに使っていたときの私は、あらゆる時間をお金で買った。

染髪剤を買って染めるのではなくて、サロンで染めてもらう。料理をするのではなくて、お惣菜や冷食、Uberに頼る。

韓国留学だって、自分で準備する手間を省きたくて、エージェントに大きなお金を支払った。

そうしなければ、私の時間は足りなかった。


会社員として仕事に費やす時間は長かった。仕事を終えてからも、結局は仕事が気になってしまって休まらない日が多かった。

私のために、なるべく時間はお金で買う。お金を使うから、プライベートの時間、つまり私の心身を休める時間が取れる。

だから私は、髪をサロンで染めていた。


髪をサロンで染めない選択


髪はサロンで染めるものと決めていた私が、今回は自分で髪を染めることにした。

理由はいくつかある。なかでも一番大きな理由といえば、お金と時間。どういうことかといえば、いま私は会社員ではない。


会社員ではない今の私には、会社員だった頃と比べて時間がある。その代わり、安定した収入は手放している。

会社員でないこの期間は、私にとって長いリスタートの期間であり、修行のような期間でもある。

この修行という表現/状態は、結構気に入っている。

表現/状態と書いたのは、文字通りに「修行をする」という意味合いと、「修行期間なのでつましく過ごす」という意味合いを込めているから。


つましく過ごすと決めることで、私はお金を使いすぎない過ごし方を体験する。それで、案外私は、つましくも過ごせるのだと知った。

例えば食費や旅費、衣類にかかるお金は大幅に減った。それでもストレスはなく、幸せに過ごせている。というか、この生活が心地がいい。

だから、髪についてもつましくしてみることにした。いつもならプリンを直しにサロンに行くところを、自分で染めることにしたのだった。


髪を自分で染めた日


いつものようにお風呂を済ませてから、母に手伝ってもらって髪をブロッキングした。

せっかくならプリンを活かしたい気持ちと、派手な色を入れたい気持ち。選んだのは、インナーカラーを入れること。

染める範囲は、ほんの一部。ほんの一部だけど、丁寧に染めた。


そんなこんなで、今日はすごく久しぶりに自分で髪を染めた。

やっぱり少し面倒ではあったけど、自分でやったという達成感を感じるなどして、なんだかいい体験だった。

コツも少しわかったから、近いうちにもう一度やってみようと思う。リスタート期間、修行期間の体験を、もう少し楽しむ。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️