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ありがとう、さようなら

昨日、母から電話があった。
アメリカにいる母からしたら朝の時間。
日本にいる私からしたら夜の時間。

継父と母が離婚することが決まったそうだ。
すでに離婚のプロセスに入っているので、このままいけば来月末には結婚解消になる。

“そうか、離婚するのか…。”

あれだけ辛かった実両親の離婚。
まさかこの歳になって2度味わうとは思ってもいなかった。

ずっと一緒にいるのかと思っていた。

本当に、人生は自分が思っていた通りに行かないなぁ。

神様はいじわるだ。

大好きなおばあちゃん、私が結婚するまで生きていて欲しかった。
私の花嫁姿を見て欲しかった。
お継父さん、私と一緒にバージンロードを歩いて欲しかった。
いつか子供ができたら、グランパって呼ばせて喜んで欲しかった。

そんな私の願いはもうどんなに願っても叶わない。

あれ?私ずっと継父をお父さんとして認めていなかったのに
悲しいの?辛いの?どうして?

どうしてなの?

これで正式に私は父親を失うことになる。
母の顔も少し疲れていたな…。

歳取った継父は家族を含めて色んなしがらみから逃れたかった。
もう、一人で静かに死にたいのだ。
だから私や姉とも連絡を取らない。
だから私からも連絡をしない。

でも、たった一つ言えるのなら

不甲斐ない娘でごめんなさい。
何も立派にできなくてごめんなさい。

それでもここまで育ててくれてありがとう。

本当にありがとう。

継父は、すごい人だった。

自然が大好きで、一人で船を作って、海外へ行ってしまう人だった。
ディズニーで働いていた時も、当時制服や髪型までルールが決まっていたのに、継父は特別扱いで、革ジャンに長髪のポニーテールでハーレイに乗って出社していた。
誰がみても長身で細くてカッコ良く、多くの人から慕われていた。

海が大好きで、サメに食い殺されかけることがあった。
自分の船が沈んで、16時間漁船に拾われるまで泳ぎ続けたことがあった。
道端で頭がおかしい人に銃を突きつけられ、殺されかけたことがあった。
ディズニーの現場で事故に遭い、何度も生死を彷徨ったことがあった。

そんな武勇伝をいくつも持っている人だった。

私はそんな継父に13歳から今まで育てられたことを誇りに思う。

ケンカもしたし、ひどいことも言われた。
継父が癌になってからは気性が荒くなった。

それでも、私を大事に思ってくれていたのを知っている。
いつも私や私の能力を信じてくれた。
良いこと、悪いこと
たくさん思い出作ったね。

家族ってなんなんだろう。
脆くて、弱くて、すぐ壊れてしまう。
愛情を求めると裏切られる。

アメリカ人は離婚という選択に対してそんなに重く感じない。
結婚も離婚もショッピングみたいなところがある。
だから離婚率も高い。

私はショッピングだなんて思えない。
求められたら与えて、壊れそうになっても乗り越えていく
そんな家族にしていきたい。
安心して居られる、そんな家庭にしたい。

まとまりのない文章でごめんなさい。

どうかお継父さんが、穏やかで平和な生活を送れることを心から願っている。
そして、ふと立ち止まって、私のことを思い出してくれたら




私はきっと嬉しくて泣いちゃうんだろうなぁ…。




できることなら、また4人で一緒に食卓を囲んで家族になりたかった。
ありがとう。さようなら。
私のお父さん。


3行ポジティブ日記:

・今日は夫と笹倉鉄平展に行ってきました。光と影のコントラストがすごく綺麗でなんだか心が洗われました。絵のいいところはリアルみたいなのにリアルじゃない表現ができるところですよね。少し幻想的にできるところが好きです。私も絵を描くのが好きなので圧倒されました。
・今日は久しぶりに雨が止んでいました。夫と愛犬と二人と一匹で朝散歩ができて楽しかったです。
・今日はスーパーのお惣菜コーナーで買った魔の揚げ物をお昼に食べてしまいました。ささみチーズカツ、コロッケ、メンチカツを夫と分けて食べました。罪悪感半端ないですが、めちゃくちゃ美味しかった!


そういえば、昨日発作についての記事を書きました。

noteのお友達からメニエール病の可能性を教えていただいたので、さっそく耳鼻咽喉科に午前中行ってきました。

初めに聴覚検査、めまい検査をしました。聴覚は健康診断でよくある音が聞こえたらボタンを押すというものと、めまい検査は両目を開けたまま1分間立ち、次に両目をつぶったまま1分間立つという検査だったのですが、こんなの余裕じゃーんと思っていました。
どうせまた結果は正常で原因が分かりませんってやつだと思っていました。

そしたらまさかの異常という結果。聴覚検査も低音がきちんと聞こえてなかったようで、めまい検査も正常値よりふらつきがあってめまいを起こしやすくなっていたようなのです。更に検査の結果耳の機能に異常があるということでした。

先生との診察では、あれやこれやと症状を伝えたら真っ先にメニエール病を疑われました。ということで、メニエール病の薬を2週間だけ処方され、また再診という形で終わりました。

え、私の発作メニエールだったの?というか3年間精神科の医師3人にそれぞれ症状を伝えても誰も何も言ってくれなかったよ??
私の3年間なんだったの??というか、もしかして不必要にランドセンやリボトリールを飲んでいたの!?

と、ツッコミどころ万歳でもう笑っちゃいました。

まだメニエール病と確定したわけではありませんが、薬を飲んで発作が起きず、再診時の検査の数値が正常になっていたらメニエール病で確定だそうです。

ちなみに、それでも数値が異常だった場合は先生もお手上げとのことです。

どうか、どうか、メニエール病であって治ってくれ〜。


最後はちょっとはっちゃけた感じになってしまいましたが、今日も皆さんにとって良い日でありますように。

月曜日なので無理せずにね。


また次の記事でお会いしましょう。

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