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自分事と他人事
カウンセリング、セッションのお仕事帰りにふと思う。
抱えている悩みを切り出す前に、
「本当、他人からしたらそんなことで?って思われることなんです…」と、
とても控えめにおっしゃる方が結構多い。
「他人」からしたら…
そう、「他人からしたら」。
でも今その問題に、そこにぶち当たってるのは他人ではなく、誰でもない。
「あなた自身」
他人にとっては「そんなこと」でも、
自分にとって「一大事」だったらそれは一大事に違いない!
だって他人にとって「あなたの人生」は「他人の人生」だし、
そんな「他人の人生」もあなたにとっては「自分の人生」。
一大事加減と緊急度合いに違いが生じるのは当たり前。
例えとしてはちょっとアレですが…(;´▽`A``
車で渋滞にはまってしまった時や、電車が一時運転見合わせになってしまって、そこに閉じ込められてしまった時に尿意や便意を感じたら。
「トイレに行きたい!!><」って。
もうー、これは一大事ですよ!!
大きな声で言えることでもないし、そこで漏らすわけにもいかないし、
ましてや周囲は見知らぬ人ばかりだったら尚更です。
自分にとっては一大事でも他人にとったら一大事どころか、「なんか様子が変だな…」って気付く人もいない(まあ、気付かれる時が来たらそれはかなり切羽詰まってギリギリの状態ですよね(;・・)、人目も気にするし、なんでこんな時に…って、冷や汗かきながらとにかくひたすら我慢するみたいな。
でもこの例え話と同じようなことって実際、心や身体の悩みを抱えている人にも起きていることがあります。
自分にとっては一大事でもなかなか声を上げることができない。
人目を気にしたり、他人と比べて、結果限界を超える所まで我慢してしまう。周囲に気付かれるくらい表面化してきた時には、かなり切羽詰まったギリギリの状態まできている。
だけど、先ほど例えに出した尿意や便意と同じように、世界中の人が同じ時間、同じタイミングでトイレに行くことなんてありえないじゃないですか、
生理的現象や五感だって、近い人はいるかもしれないけれど、全く同じ人なんていないと思います。
だから私は「他人からしたら」ってキーワードが出たら、他人にとっては「そんなこと」でも、自分にとって「一大事」だったらそれは一大事に違いない!ということ声を大にして言いたい。
自信を持って、今の自分に違和感を感じたら、一大事が起きていると感じたら、周りと比べず、遠慮せずに何でも話してOKなのです。少なくとも私のところでは。 他人と比べる必要はないのです!
世の中には、「自分事」と「他人事」が存在します。
まずは、あなた自身が「自分事」として、自分の本当の声に耳を傾けて聴いてあげてください。そして自分にとって最初の相談役になってあげられた時、自己対話が自然と成立していたります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました<(_ _*)>
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