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初心者から上級者まで!インタビュー取材のコツをまとめてみました!

年度末はバタバタしていましたが、ようやく昨日、年度の仕事が落ち着きました!
ずっと変な天気が続いていたんですが、ようやく晴れてきましたよね。
桜が満開になるのが楽しみな今日この頃です。

さて、今日は、久々にクリエイティブのお仕事の実務について書いてみようかと思います。

私は今、クリエイティブディレクターの仕事をしていて、メインはディレクターとして案件を取りまとめているんですが、ライティングのお仕事もさせていただいています。
その中でも、現状はインタビューのお仕事が多いです。
昨今はオンラインで簡単にインタビューができるので、昔よりも機会が増えているような気はしています。

よく雑誌に載っている「対談」の記事であれば、お話した会話の内容を文字におこしていく作業になるかと思いますが、それは有名人であったり、掲載スペースがたくさんあったりする場合で、1時間話した内容を全て文字に起こすと何文字になるのか恐ろしいし、長すぎるとあまり見てもらえない可能性もある。
飽きずに記事を見ていただき、ある程度深い内容が書ける適切な文章量は、3000文字ぐらいだと思っています。
ですので、2500字~3000字で完成できるように目指しております。
ただ、これはWEBの場合ですね。
紙の場合は3000文字なんていうのはあまりなく、下手したら100文字で書かなければいかないなどもあります。

今回は、インタビューをまとめる方法とか、話を聞くときのコツとか、私がやっていることで恐縮なのですが、一例として紹介させて頂きたいです。

ちなみに、「インタビュー取材記事なんて書く機会ないよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、誰かに何かを聞いて、それを文章化することって実はとても多いんですよ。
書き方は色々ありますが。なので、今回はそんな、人に話を聞いたときに記事をまとめる方法を自分なりに書いてみました。

これには段階があるので、今回は、初めて書く方、ある程度慣れてきた方などに分けて紹介していきたいです。


1 初めてインタビュー取材をする場合

初めてインタビューをする場合は、まずは質問を事前に考え、聞く事を整理するのがいいと思います。ZOOMであれば、録画、対面であれば、レコーダーで録音するのがいいと思います。もちろんお相手にはお断りして。私は取材は何度もしており、慣れているため、録音や録画はあまりしないのですが、例えば専門的な分野であったり、あまり得意でない分野の方に話を聞くときは絶対に記録を取ったほうがいいです。最近私がインタビューした記事は、専門的な分野であり、わからない言葉が正直出てきました。ZOOMの録画であれば、再生速度を遅くできるため、すごく便利で助けられましたので活用してみてください。
初めてインタビュー取材をして、記事を作る場合は、まずは慣れること。
記録が取れる場合は、お話に集中してください。どうしても難しい場合は、聞きながらメモを取ったり、わからないところは聞き返すなどした方がいいですね。
そして、まずは聞いたことをしっかり書き起こす訓練からしてください!
最後に見返して、不要なところをカットすれば大丈夫!
同じことを何度も言っている、雑談がやたらと入っている…などが不要なところです。
また、最近は書き起こしのアプリもたくさんあるのでぜひ活用してみてくださいね!

2 少し慣れてきた場合


少し慣れてきた場合、インタビューの取材の方法は1と同じでいいのですが、書き起こすときに、テーマを入れてみると、面白い記事になると思います。インタビューの相手がよく使う言葉をこちらで拾う。例えば、レストランのシェフに料理について聞く場合、絶対に何かこだわりがあるはずなので、そこを拾う。
「地産地消」という言葉がだくさん出てきたら、「地産地消の良いところはありますか?」
「地産地消をうたってお客さんがたくさん来ましたか?」など、インタビュー相手のこだわりや思いをとにかく掘り、それを広げます。読者は、記事を見る場合、「すごい人の話を聞ける」と期待をして見ますよね。なので、浅く広く書くよりも深く狭く書く方がいい。
シェフの●●さんは、地産地消にもこだわり、鮮度にもこだわり、調理方法にもこだわり、その他沢山こだわりがあります
よりも
シェフの●●さんは地産地消にこだわっています。地産地消にこだわると、〇〇の利点があります。また、この言葉を使い、売り上げが30%上がりました。
※すみません、即興です。
みたいに、一つのキーワードを掘り、深く伝える方が興味を持ってもらえる記事になります。

3 上級者(プロ)の場合

すみません。これはプロの方の話なので、私が言うことでもないのですが、これからライターのお仕事をしてお金をもらいたい方は、ここからです。
編集者としてプロのライターさんにお願いしていることはこの記事にも書いていますが

これに通じることです。

インタビュー取材の方向、相手の答えをある程度自分の思っている展開に導く事!です。
殆どの記事には「企画」というものが存在します。
編集者が企画してライターさんに依頼する場合もあれば、企画した人がライティングまでする場合もあります。私は今、両方しています。
例えば、地産地消のレストランの売り上げが上がった、だから地産地消にこだわろう!
のような記事を作りたい場合、もちろん地産地消については聞きますよね?
ただ、それだけでは企画と結びつかない場合もあるので、「売上が上がりましたよね?」みたいな方向にもっていく。これで「下がりました」と言われたら、まあ終わってしまうのですが、事前にリサーチして取材先を決めている場合はそれはあまり発生しないので、何らかの+の答えをもらえることが経験上は多いです。
ただ、ここで「上がりました」だけでは芸がないので事前にリサーチして、SNSで売り上げが上がったのかな?とか、季節的なものなのかな?など目星をつけておきます。
何故か?何故このようなことをするのか、というと…
プロのライターさんになると、同じテーマで何か所か取材をします。そこで一番難しいのは「書き分け」です。例えば、一つのお店はSNSをうまく使った、もう一つのお店も同じ…となると、企画が成り立たななくなります。
そこで、書き分けるために、ある程度、このお店は〇〇、このお店は●●と書く事を決め、その方向性に誘導するインタビュー取材をします。
これはプロの方にお願いしていることなのと、あくまでも私の場合なので、参考程度なんですが、この書き分けが上手なライターさんはすごいな、といつも尊敬しています。

と、ざっくり書きましたが、今はライティングのお仕事は沢山ありますし、もしよければ参考にしてください!

読んでいただきありがとうございました!

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